2026年7月10日(金)、商学部の「環境学」(担当教員:西川可穂子教授)において、ENEOS株式会社 潤滑油カンパニー 潤滑油販売部潤滑油販売戦略グループ 上席担当マネージャー 西藤友幸氏による特別講義を実施しました。
中央大学商学部では、幅広い分野・業界の企業や団体からの協力を得て、各業界の最前線で実務に携わるビジネスエキスパートの講師から、直接指導受けられる機会として、ゲストスピーカーによる特別講義を実施しています。
オイルカンパニーの国内事業と海外展開の実際
実施目的
環境学では、気候変動、大気汚染、海洋汚染、生物多様性などに加え、エネルギー分野における環境問題と対応策についても取り扱っている。エネルギー分野では、日進月歩の勢いで気候変動対策が行われているが、実際のビジネスでの現状については、ビジネスの現場の声を聞くのが最も効果的である。そこで、エネルギー会社における環境対策や国際ビジネスの実情について、社会での実践に即して学びを深めることを目的に、ゲストスピーカーをお招きし講義していただいた。
実施結果
日本のエネルギー会社のリーディングカンパニーの一つである、ENEOS株式会社の西藤友幸氏(行政書士)を招聘し、「オイルカンパニーの国内事業と海外展開の実際」というタイトルでご講演いただいた。ENEOS社の事業は、石油製品の精製・販売にとどまらず、低炭素化に資するバイオ燃料の供給、脱炭素を実現する水素・合成燃料などの次世代技術の実装促進、再生可能エネルギーや石油・天然ガス開発など幅広く展開されており、その事業規模も大きい。環境対策については、長期的な視野のもと、事業ポートフォリオ(基盤・素材事業、低炭素事業、脱炭素事業)を柔軟に変化させながら持続的な企業価値向上を目指す方向性について、ご説明いただいた。
また、講義の後半では、これまでの海外事業の歴史や現在展開されている海外事業の方法について伺い、文化や習慣の異なる国で仕事を進めるには、現地の方々との信頼関係の構築や、自身のメンタルヘルスの調整が成功の重要な要素であることを述べていただいた。あわせて、国内の労働人口減少への対応など、今後の日本が抱える課題についてもご示唆いただいた。学生も熱心に耳を傾けており、授業評価も非常に高かった。特に、「ビジネスには人間同士の信頼」が必要であり、そのためには他文化の特性を理解することが重要だと改めて気づいた、というコメントが多く寄せられた。