商学部

商学部の「グローバル・プロフェッショナル・プログラム」でFCバサラ・マインツの前川氏による特別講義を実施しました

商学部の高次 裕 准教授が担当するグローバル・プロフェッショナル・プログラム(GPP)において、2026年7月16日(木)にドイツのサッカークラブFCバサラ・マインツのマネージングディレクター前川友穂氏による特別講義が実施されました。

*中央大学商学部では、様々な企業や団体からのご協力を得つつ、各業界の最前線で活躍される方をゲストスピーカーとしてお招きし特別講義を実施しています。

実施の経緯

 FCバサラ・マインツは山下喬氏(会長)と元日本代表の岡崎慎司氏によって2014年にドイツで創設されたサッカークラブで、ドイツサッカーリーグの11部から昇格を続け、現在は6部に属しています。2024年からは岡崎氏が監督を務めており、その取り組みに注目が集まっています。
 本科目ではグローバル・フィールド・スタディーズ(GFS)として8月にドイツに渡航し、FCバサラ・マインツを訪問し1週間の研修に参加します。現地での研修では、ドイツでのクラブ創設、経営・マネージメント、選手育成、地域との関わり、そのほかの事業・社会的取り組みなどについて学びます。FCバサラ・マインツの試合観戦のほか、同じマインツにあるブンデスリーガ1部のクラブでありバサラ・マインツとも関係が深いマインツ05も訪問させていただく予定です。
 今回の特別講義は夏のマインツ研修を翌月に控え、クラブのマネージングディレクターを務める前川友穂さんにお話を伺い、春学期の学びを生かしつつ対談もさせていただき、現地での研修をより充実したものとするための機会として実施されました。

               FC Basara Mainzウェブサイトより

前川 友穂(まえかわ・ともほ)

FCバサラ・マインツ マネージングディレクター

2012年関西学院大学商学部を卒業、三菱商事に入社。2021年に退職し、コロンビア大学大学院でスポーツ経営学を学び2023年修了。その後ヨーロッパに渡り現職

実施報告

 8月に訪問する前の顔合わせの意味も込めてまずは学生たちが自己紹介をし、各学生の興味・関心について知っていただきました。その後の講義では、前川さんの大学学部時代、就職、渡米、大学院時代、渡欧から現在に至るまでのご経歴について、さらに現在のFCバサラ・マインツでの取り組みや理念について語っていただきました。最後に質疑応答の時間を設け、学生たちからの質問にお答えいただきました。前川さんのこれまでのキャリアと取り組みに裏打ちされた迫力を前に学生たちの目の色がかわり、非常に集中して耳を傾けていました。訪問する実感が強く湧いたことで期待と意欲がより高まった様子で、今回の特別講義は1か月後に渡航を控える学生たちにとって非常に良い機会となりました。

学生の声

 前川さんの生の声を聴き、その熱量の高さに圧倒された。特に、ご自身の人生の歩みや夢についてお話しされているときに身振りや声の力強さからから途轍もない熱量を感じ取った。前川さんのキャリアを伺って、自分がやってきたこと、今やっていること、これから進む道に自信を持ち邁進していこうと思った。現地では、失敗エピソードやそこから立ち直ったご経験についてなど様々な質問をしてみたい。(国際マーケティング学科4年)

 クラブがマインツで受け入れられるために地域イベントへの参加や地域住民との交流を重ね、地域との信頼関係を大切にしながら受け入れられるよう努力してきたというお話を聞いて、日本のスポーツの地域貢献活動にも共通して重要な姿勢だと感じた。また、特に印象に残ったのは、「バサラ・マインツやスポーツビジネスについて学ぶと同時に、日本の大学生から見て我々がどう見えているのかをぜひ教えて欲しい」とおっしゃっていたことである。自分が視野を広げるためにドイツサッカーやクラブ経営について学ぶだけではなく、これまで学んできたスポーツビジネスやプロ野球の知識を活かし、自分なりの視点から質問や意見が出せるようになりたいと思った。(会計学科3年)

 ずっと心の奥底に持っている大言壮語な夢を自己紹介でお伝えしたときに、興味深そうに聞いてくださっていたのが嬉しく、印象に残った。サッカー界に携わりたいという自分自身のキャリアや夢を考えた時に、日本にいたまま育ち、日本のクラブに入っても変化を創り出せないと考えているので、どこかで必ず一定以上の期間欧州の現場で揉まれたい。ドイツ語やビジネス知識を磨きながら、独自の人材へと成長したいという思いが強まった。まずは、来月の渡航で1つでも多くのことを吸収する準備をしたい。(経営学科2年)