2026年7月7日(火)、商学部の「税務会計論」(担当教員:山上淳一 教授)において、KPMG税理士法人 パートナー 中宇根 幹夫 氏による特別講義を実施しました。
中央大学商学部では、幅広い企業や団体からの協力を得て、各業界の最前線で実務に携わるビジネスエキスパートの講師から、直接指導受けれる機会として、ゲストスピーカーによる特別講義を実施しています。
国際課税の現場では何が起きているか
実施目的
巨大税理士法人及び課税当局における豊富な国際課税(移転価格税制など)の経験を有するゲストスピーカーから,課税権の確保を巡るダイナミックな国際的潮流について具体的な実例等を交えながらお話しをいただくことによって,税務会計論の重要な分野の一つである国際課税についての実践的な知見を獲得し,授業で展開される制度趣旨の解説や解釈論の理解の促進を図ること,さらに,将来の職業選択を検討する際に有益な情報を得ることを目的とする。
実施結果
KPMG税理士法人のパートナーで国税税務の専門家である中宇根幹夫税理士をゲストスピーカーにお招きし,「国際税務をめぐるダイナミックな潮流」というテーマで講話をいただいた。
全体を二部構成とし,第一部では,国際課税の基本及びデジタル課税など最近の動向について講話をいただいた。 講話では,国際課税の基本につき初学者にも分かりやすいよう解説をいただいた後,国際課税分野では通常どのような点が課税上問題となるのか,課税庁側と納税者側で見解の相違が生じる要因はどこにあるのか等について紹介をいただいた。
第二部では,国際課税に携わる仕事の魅力を探るための講師と担当教員とのトーク・セッションを実施した。講師ご自身が国税庁において移転価格税制をめぐる各国との相互協議の仕事を通じて感じた「国際課税」の面白さ,活躍の場を税理士法人に移して感じているやりがいなどをお話しいただいたほか,「ビッグ4」税理士法人の魅力やそこでの活躍を目指したい場合に獲得しておくべき資格・能力等についても具体的にご教示いただいた。
税理士等の会計専門職や国税職員を目指す学生にとっては業務の実像に迫る情報をうかがう貴重な機会となり,また,その他の学生にとっても国際課税分野への関心を持つきっかけとなり、税務会計論の学修へのモチベーションが大いに高まったものと考えられる。