商学部

商学部「ベーシック演習」でカドウフーズ株式会社の嘉堂氏による講演を実施

2026年6月26日(金)、商学部の1年次生向けの演習科目「ベーシック演習Ⅰ」(担当教員:平澤 哲 教授)において、カドウフーズ株式会社 代表取締役 嘉堂 聖也 氏による講演を実施しました。

中央大学商学部では、幅広い企業や団体からの協力を得て、各業界の最前線で実務に携わるビジネスエキスパートの講師から、直接指導受けれる機会として、ゲストスピーカーによる特別講義を実施しています。

地域活性化とビジネス

実施目的

 人口減少が進む北海道函館市において、地域の食材、特に通常は廃棄されてしまう「規格外野菜」を加工して、人気商品を製造・販売しているカドウフーズ株式会社・嘉堂聖也社長の御講演を通じて、地域の課題解決に貢献するビジネスの創造・発展プロセスを学習することを目的としました。

 これは、「現代社会の課題と組織の挑戦」というベーシック演習のテーマにとって中心的であり、学生たちがより実践的な学びを経験することを期待しました。嘉堂聖也社長には、オンラインでご参加いただき、教室の学生と対話形式で授業を進めることで、学生の主体的な参加を促すことを目指しました。

実施結果

 嘉堂聖也社長のお話は、働く意義やマインドセット、社会的な課題、創業の挑戦、商品開発、SDGs活動など、多岐にわたるテーマから構成され、また、ご自身の体験を踏まえてお話頂くことにより、中身の充実した授業になりました。多くの経営者は、自身を英雄のように語るように思われますが、嘉堂社長は、ご自身の弱点や、それにどう向き合ってきたのかを真摯にお話されました。こうした語りにより、学生たちは、企業家を身近な存在として感じることができました。また、経営理念というものは、一般的には、飾りだけのスローガンに陥ってしまいがちですが、嘉堂社長は、「元気な社会づくりに挑戦」という経営理念を基軸として事業化を日々進められており、経営理念の大切さを学生が実感できる機会になりました。さらに、観光業が潤う一方で、人口減少や高齢化が進行する地方都市の課題や、それに向き合う形で「地域経済が潤う良循環モデル」を発展させてきた事業化プロセスは、学生たちの興味をひきつけました。

 最後に、「できない理由を並べるな。できる方法を自ら考えよう」という嘉堂社長のメッセージは、学生たちが日々の生活を見直し、目的に向かって努力する大切さを意識する貴重な機会となりました。厳しいビジネスの環境の中で、自らの目標に向かって挑戦していく企業家の姿を通じて、学生たちは、教科書を超えた実践的な経営について学ぶことができました。