2026年6月15日(月)、商学部の「イノベーション論」(担当教員:羽田 尚子 教授)において、中央大学 研究推進支援本部 URA 工藤謙一氏による講演を実施しました。
中央大学商学部では、幅広い企業や団体からの協力を得て、各業界の最前線で実務に携わるビジネスエキスパートの講師から、直接指導受けれる機会として、ゲストスピーカーによる特別講義を実施しています。
現場目線の企業と大学とのマッチング
実施目的
5月の講義トピックとして異なる研究シーズの新結合を促す仕組みとして産学連携と、それを促す法整備、産学連携の種類、理論的な意義について学んだ。
これを踏まえ、産学官連携の現状と課題について、専門家(産学官連携コーディネーター)にご教示いただく。マッチングの成功事例、難しい点、今後の課題等をお話いただき、講義で学んだ知識と実態とを関連づける。また、他学部(主に理工学部)の研究シーズを知ることで、本学の社会的な役割についても学ぶ機会となる。
実施結果
本学のURAの組織構造と期待される役割を紹介。研究資源(国の助成等の外部資金が大きい)、成果(特許、論文)などの大学の研究概要とURAの実務を説明。社会実装における企業の重要性、連携時の課題(インセンティブが異なる)の説明。主に本学の理工学術院の産学官連携の実例を紹介。5月~6月の座学で学んだ産学連携、公的機関が国の原資を用いて研究を行う理由(研究領域の特性、過小な研究開発問題の回避、産学連携インセンティブの付与など)の補完を本学の事例で学ぶことができた。
産学連携事例は、製造業以外にも金融機関との連携(りそな、きらぼし銀行、白紙とロックさんなど)も紹介。大学発スタートアップの例(2例)とURAの支援策、大学教員の兼業の課題などを紹介。理工学部の教員の研究を紹介(宇宙探索ロボット、人工血液、循環型熱冷却・再利用など)。ELSIセンターの紹介。最後に学生の質問に対する質疑応答の時間も設けることができた。特に、産学連携の企業側の利点については詳細な説明があり、実務的な視点から学ぶ点が多かった
本学は組織が大きいため、他学部や全学の活動を知らないまま卒業してしまう学生が多いが、特別講義を通じて、本学の技術シーズについて知る機会があったことも学生にとって有用であった。