2026年5月18日(月)、商学部の「ベーシック演習」(担当教員:古賀裕也 教授)において、元公認会計士で起業家の株式会社Kanatta代表取締役社長 井口恵氏による講演を実施しました。
中央大学商学部では、幅広い企業や団体からの協力を得て、各業界の最前線で実務に携わるビジネスエキスパートの講師から、直接指導受けれる機会として、ゲストスピーカーによる特別講義を実施しています。
実施目的
公認会計士として監査業務に従事したのちに起業した株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵氏に、これまでのキャリアおよび今後のキャリアについて講義していただいた。井口氏はドローン業界と宇宙業界への女性の参入を支援するコミュニティ運営会社である株式会社Kanattaを2016年に創業した。また、2024年8月には人工衛星の打ち上げに成功し、宇宙開発未経験の女性による打ち上げ成功は日本初の快挙として注目を集めている。また、井口氏は大学在学中に公認会計士試験に合格し、卒業後は監査法人に勤務するなど会計専門家としてのキャリアも有している。
ベーシック演習Ⅰでは起業家を目指す学生も数名おり、また将来のキャリア形成に不安を感じている学生も多くいる。公認会計士として監査法人に勤務し、転職を経て起業をした経験のある井口氏による講演は、そうした学生の今後のキャリア形成に役立つと思われる。
実施結果
井口氏から「元公認会計士起業家のキャリアプラン」というテーマで講演をしていただいた。具体的には、①大学時代の過ごし方、②公認会計士として監査法人で働いていたときの仕事内容や生活スタイル、③転職後の仕事内容と生活スタイル、④起業後の仕事内容と生活スタイル、⑤キャリア形成において大事なことについて説明していただいた。講演では学生との双方向の対話を交えつつ、将来のキャリア形成に役立つ経験談をわかりやすく説明していただいた。講演終了後の質疑応答では、講師から時間の許す限り回答していただいた。
この講演は起業家を目指す学生にとって有益なものとなると思われる。本講義では「キャリア形成とお金の関係性」について取り扱っており、起業や副業について学習した。実際に起業家として活躍されている井口氏の講演は講義内容の理解度や解像度を高めることに貢献したと思われる。また、将来会計専門家を目指す学生はもちろんのこと、それ以外の業種での就職活動を希望する学生にとっても実務内容やキャリアプランを知る貴重な機会となり、学生の学習モチベーションが大きく向上すると考えられる。
また、受講学生の半数は女性であり、女性ならではのキャリア形成の現実的な難しさや体験談について井口氏にお話しいただき、学生自身の将来のキャリアを考える際にも役立つことと期待される。