「日経STOCKリーグ」(主催:日本経済新聞社、特別協賛:野村ホールディングス)は、中・高・大学生を対象にした金融・経済学習コンテストです。チームごとに投資テーマを決めて500万円分のポートフォリオ(10~20銘柄)を構築し、投資テーマの決定理由、ポートフォリオの構築方法、学習全体を通じて考えたことなどをレポートにまとめます。
2025年度に開催された「第26回日経STOCKリーグ」では応募総数1,458レポートの中から、二次審査を通過した126レポートが入選しました。
その中で、商学部・山口朋泰ゼミの清水友翔さん、山原準世さん、前市純太さんのレポート「老いと死の克服」が入選を果たしました。
第26回日経STOCKリーグ
入選
タイトル:「老いと死の克服」
メンバー:清水友翔、山原準世、前市純太(商学部 山口ゼミ 3年)
レポート概要:
本レポートでは、少子高齢化に直面する日本社会において、世代間格差と分断が進行している現状を踏まえ、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の著書『ホモ・デウス』を手掛かりとして「老いと死の克服」を長期的な目標に掲げ、その実現に寄与する企業に着目しました。
投資対象の選定では「技術」と「社会」の相互作用を念頭に置き、(1)老いと死の克服を目指す技術を有する企業(Technology軸)と、(2)社会全体に価値を創出する企業(Social軸)の二軸モデルを考案しました。各軸の基準に基づいて企業をスクリーニングし、分散投資の観点から各企業のリスク寄与度が均等となるようにポートフォリオを構築しました。
また、老いと死の克服を目指す技術を有する企業へのヒアリングを通じて、再生医療などの高度技術が実用化に向けて進展していることを確認しました。一方で、先端医療の普及には、研究開発の事業性確保や医療アクセス格差といった課題があることも明らかになりました。
最終的に、得られた知見に基づき、技術と社会の視点を統合したポートフォリオの有効性と、社会課題解決と企業価値成長の両立の重要性を主張しました。
参考文献
ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之訳)『ホモ・デウス:テクノロジーとサピエンスの未来』河出書房新社、2018年。