商学部の高次裕 准教授が担当する国際教養演習および課題演習の学生が2025年7月13日(日)に文京区立森鴎外記念館を訪問し見学調査を行いました。
調査内容について
展示を見学し、鴎外忌記念講演会「鴎外が見たドイツ」(講演者:美留町義雄、大東文化大学教授)に参加しました。授業では日本文化について日本人が論じたもの、ドイツ人(あるいは他の欧米人)が論じたものを扱い、発表、議論しています。本見学調査では森鴎外(日本人)がドイツ留学(異国)で見たもの、感じたことについて専門家の講演を聴くことで知見を深めようという目的でした。
展示では森鴎外の生い立ちから留学、晩年に至るまでの豊富な資料を見学することができ、各学生がそれぞれの興味・関心に応じた様々な発見や気づきを得ました。講演会では具体的な文献・資料に基づいて当時のドイツの様子、情勢、鴎外が滞在したライプツィヒ、ドレスデン、ミュンヘン、ベルリン各都市の歴史や特徴について非常にわかりやすく語られ、そうした中で森鴎外が何をし、何を見て感じたかを学ぶことができました。また、日独交流史の観点からも貴重な示唆を得ることができました。
内容以外の面でも専門家の一般向けの講演を聴く経験を通じてプレゼンの構成、見せ方などの点で学生たちにとって多くの学びがありました。授業ではプレゼンの技法を身に付けていくことも重要な学びと位置付けられており非常に良い機会となりました。
展示を見学し、鴎外忌記念講演会「鴎外が見たドイツ」(講演者:美留町義雄、大東文化大学教授)に参加しました。授業では日本文化について日本人が論じたもの、ドイツ人(あるいは他の欧米人)が論じたものを扱い、発表、議論しています。本見学調査では森鴎外(日本人)がドイツ留学(異国)で見たもの、感じたことについて専門家の講演を聴くことで知見を深めようという目的でした。
展示では森鴎外の生い立ちから留学、晩年に至るまでの豊富な資料を見学することができ、各学生がそれぞれの興味・関心に応じた様々な発見や気づきを得ました。講演会では具体的な文献・資料に基づいて当時のドイツの様子、情勢、鴎外が滞在したライプツィヒ、ドレスデン、ミュンヘン、ベルリン各都市の歴史や特徴について非常にわかりやすく語られ、そうした中で森鴎外が何をし、何を見て感じたかを学ぶことができました。また、日独交流史の観点からも貴重な示唆を得ることができました。
内容以外の面でも専門家の一般向けの講演を聴く経験を通じてプレゼンの構成、見せ方などの点で学生たちにとって多くの学びがありました。授業ではプレゼンの技法を身に付けていくことも重要な学びと位置付けられており非常に良い機会となりました。
参加学生の声
- ドイツの都市にはそれぞれの特色があり、各地での体験が鴎外の作品に色濃く反映されているのが面白いと感じました。文学作品を読む際、その作品自体はもちろん、作者の生い立ち、価値観、時代背景などを知ることで、作品をより深く理解できると思います。今回の講演会での学びをもとに彼の作品を読んでみるのが楽しみになりました。また、鴎外がドイツで訪れた場所を私も巡ってみたくなりました。(経営学科2年)
- 講演の最初の掴みが面白く、とても惹きつけられました。ヘルマン・ヘッセの『少年の日の思い出』が好きでドイツへ渡航したら、ドイツ人は全くその小説を知らなかったというくだりはつい聴き入ってしまう魅力のある導入でした。また、ドイツ国内の文化の違い(たとえば挨拶など)を説明したうえで講演の本題に入っていて、自分もこういうしっかりした構成のある発表を心がけていきたいと思いました。(経営学科3年)