商学部

「Jリーグ・ビジネス論Ⅰ(明治安田寄付講座)」にジュビロ磐田の江端大介氏と鈴木愛理氏が登壇しました

商学部『スポーツ・ビジネス・プログラム』の科目の一つである「Jリーグ・ビジネス論Ⅰ(明治安田寄付講座:担当教員 渡辺岳夫)」に、6月19日(木)、ジュビロ磐田のマーケティンググループのリーダーの江端大介氏と同グループの鈴木愛理氏が登壇しました。


Jリーグ・ビジネス論は、主としてJリーグの各クラブの経営者・経営管理者が講師として登壇して、地域特性、スポンサー特性、スタジアム特性、サポーター特性を踏まえて、どのようなクラブ経営を行っているのかをご講義いただいています。

講義内容

 6月19日(木)のジュビロ磐田のご講演では,主としてジュビロ磐田というクラブの地域との共生についてお話しいただいた。

 最初にクラブの概要についてご説明いただいた。ジュビロ磐田はファン・サポーターの方々に,「この地のシンボルである」,「伝統的なクラブ」,および「地域密着型のクラブ」といったイメージを持たれており,地域に根づいた,身近なクラブと捉えられているとのことでした。その後,ジュビロ磐田が地域と共に歩む理由に言及されました。まずJリーグ加盟時の経緯が説明され,ジュビロはJリーグ初年度に加盟できなかったけれども,人口8万4千人の磐田市において11万人の署名が集まったため,努力して加盟を目指し,1993年11月にようやく加盟が承認されたとのことでした。その後,クラブの成績が良い時も悪い時も,地域と共に歩んできたとのことであった。

 次に,地域と共に歩んできたことの事例として,「小学生一斉観戦」について詳述していただきました。これは,磐田市内全22校の5,6年生の約3000人を招待し試合観戦してもらうものであり,2025年で14回目の実施とのことでした。ただし,単なる無料招待企画ではなく,磐田市が授業として実施しているとのことで,サポーター有志が試合前に学校訪問をして応援練習をしたり,試合終了後には選手等がお礼の小学校訪問をしたり,試合前後も含めて構成された企画と説明されました。この企画に対しては,教職員も児童も,ほとんどが好意的な評価(例えば,児童の83%以上が,磐田市のことを以前より好きになったと評価)をしており,磐田市に対する愛着につながっているとのことでした。また,マーケティング的な側面から見ても,5年生児童の93%がポジティブな観戦体験であったと認識しており,その80%が再観戦意図を表明したとのことであり,今,そして未来のファン創りに繋がっているとのことでした。

 最後に,数年前に中央大学商学部の学生として,このJリーグビジネス論を受講し,現在,ジュビロ磐田のスタッフとして活躍している鈴木愛理氏が登壇され,就活への向き合い方や現在の業務について説明されました。

関連リンク


  • ジュビロ磐田

  Webサイト(外部リンク)
  https://www.jubilo-iwata.co.jp/


  • 明治安田生命 Webサイト

  明治安田Jリーグ Webページ(外部リンク)
  https://www.meijiyasuda.co.jp/brand/jleague/