商学部

ベトナムでの海外インターンシップを実施しました

商学部プログラム科目『グローバル・プロフェッショナル・プログラム』の授業科目である「グローバル・キャリア/ベトナム」で、海外インターンシップを実施しました。


日程:2024年8月9日~9月7日
参加学生数:8名

授業内容

商学部プログラム科目『グローバル・プロフェッショナル・プログラム』の授業科目である「グローバル・キャリア/ベトナム」では、1か月間、ベトナムのハノイにて、ベトナム人の学生たちとチームになり、企業から出された課題に取り組むプロジェクト型のインターンシップおよび、日系企業に派遣され「新入社員」として働くインターンシップを実施しました。  *本海外研修は「商学部グローバルインターンシップ奨学金」により、渡航費用の一部補助を受けています。

学生コメント

S.A.さん


私はベトナムにある日経の会計事務所と、ベトナムの法律事務所で働きました。業務内容としましては両社同様のもので、日本語の修正、日本とベトナムの労働法の比較表作成、AIを利用する際のプロンプトの重要性についてのプレゼンテーション、ベトナム人会計士のサラリー調査などを行いました。苦労した点は、やはり言語の壁でした。毎回お昼の時間になるとベトナム人の方にご飯連れてっていただきそこで毎回英語でのコミュニケーションが必要だったのですが、相手の方の伝えたい内容を察する能力が高いおかげで拙い英語でも会話することができました。街などでは携帯の翻訳アプリを使うことにより乗り越えることが出来ました。仕事終わりはルームメイトと携帯を使わずに行き当たりばったりの露天で晩飯を食べたりなどとても充実した日々となりました。また会社の方に旅行に誘われ、その方の家族と一緒に自然体験などもさせていただきました。行く直前までは初めての海外ということで緊張や不安が多くあり、初めの1週間は慣れない海外生活であっという間に日々がすぎていきました。しかし慣れてくるとベトナムに住む快適さが理解できたり、逆に日本の当たり前だと思っていた部分がありがたいことなのだと分かりました。あっという間の1ヶ月でしたが日本では体験できないことが多くとても楽しいインターンとなりました。

S.N.さん


プロジェクトの内容は、製菓会社の乳幼児向け商品をベトナムでヒットさせるための戦略を考えるというものでした。市場調査とデータの分析に基づいて、商品の詳細やマーケティング戦略を決めました。私が当プロジェクトで苦労した点は、チームをまとめるということです。中には協調性に欠けるメンバーもいて、そのメンバーたちをどのように活動に協力してもらうかということで非常に悩みました。しかし、他の協力的なベトナム人学生と積極的にコミュニケーションを取ったり、ルームメイトの中央大学の学生の子に相談するなどして、なりましたが、終了後は大きな達成感を得ることができました。このプロジェクトに参加してよかったと心から思います。その困難を乗り越えることが出来ました。何よりも、チームでの話し合いを放棄せず、メンバーにチームの意向を伝えたおかけで最終日までやりきることができたと感じています。プロジェクト以外では、市街地に行きベトナム料理を食べたり、多くの観光スポットを回りました。基本的に、平日はプロジェクトの活動に集中し、土日は各々自由な時間を過ごしていました。渡航前は、不安な気持ちはあまりなく、必ず充実した1ヶ月にしようという前向きな気持ちの割合が大きかったです。プロジェクトが開始した週は不安な気持ちになりましたが、終了後は大きな達成感を得ることができました。このプロジェクトに参加してよかったと心から思います。

教員コメント

栗原 文子|商学部 教授


1か月のインターンシップを通じて、学生たちの主体性が大きく育ったと感じます。

仕事やプロジェクトを遂行する上で、自分から積極的に話しかけたり、意見を述べることの重要性を実感できたようです。

また、多くの学生が、自分の期待した通りの反応が得られない、物事のとらえ方が異なり意見が対立するという状況を体験しましたが、違う角度から物事を見たり、身近な人に相談することによって、乗り越えることができました。

「異なる考えの人と協力して何かを成すことへの恐怖が薄らいで楽しいものだと感じた」という学生のコメントはこのインターンシップの成果を表していると思います。ベトナムで学生たちを支援してくださった関係者の皆様、ありがとうございました。

 

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