商学部
商学部教授 寺本 高が2024 ANZMAC-GAMMA Joint Symposium「Best Symposium Paper Award」を受賞しました
2024年12月09日
商学部 国際マーケティング学科の寺本 高教授の共著論文 “Digital Coupon Effectiveness in Shopping List Creation” が、2024 ANZMAC-GAMMA Joint Symposium「Best Symposium Paper Award」を受賞しました。
受賞内容
受賞者名:寺本 高(中央大学商学部教授),赤松 直樹(明治学院大学経済学部准教授),中野 暁(明治大学院大学経済学部専任講師),佐藤 伸(CCCMKホールディングス)
学会名:2024 ANZMAC-GAMMA Joint Symposium
論文タイトル:“Digital Coupon Effectiveness in Shopping List Creation” (邦題:買物リスト作成におけるデジタル・クーポンの効果)
内容:
この国際会議は,ANZMAC(オーストラリア&ニュージーランドマーケティング学会)とGAMMA(国際マーケティング&マネジメント連盟)が共催する,ANZMACの年次大会期間中の1日を使って開催される会議です。
この研究では,小売の疑似アプリ内に搭載された買物リスト機能を使っているタイミングに送信したクーポンの効果を捉えました。顧客がクーポン自体を使う確率(償還率)は快楽型クーポン(ビール,コーヒー飲料等)の方が実用型クーポン(洗剤,ハンドソープ等)よりも高いことが明らかになりました。しかし,買物リストを作成しているタイミングに実用型クーポンを受け取った顧客は,リスト作成前や店内でリストを見ながら買い物をしている時に受け取るよりも買物リストに記入する商品数が多く,さらにそれらを実際に買う数も多いことが明らかになりました。この理由として,リスト記入中に実用型クーポンを受け取ることにより,「私は賢い買物をする人なんだ」という自己シグナルが活性化され,買物リスト作成により集中することも示されました。
教員コメント
国際学会でそれなりの評価を頂戴し大変光栄です。今後より一層精進してまいります。