商学部

「Jリーグ・ビジネス論Ⅱ(明治安田生命寄付講座)」にFC東京の平山隆史氏が登壇しました

商学部の『スポーツ・ビジネス・プログラム』の科目の一つである「Jリーグビジネス論Ⅱ(明治安田生命寄付講座:担当教員 渡辺岳夫)」に、11月30日(木)、FC東京のマーケティング本部長兼エリアプロモーション部長の平山隆史氏が登壇しました。


「Jリーグ・ビジネス論」では、主としてJリーグの各クラブの経営者・経営管理者が講師として登壇して、地域特性、スポンサー特性、スタジアム特性、サポーター特性を踏まえて、どのようなクラブ経営を行っているのかをご講義いただいています。

 11月30日の授業では、 FC東京の基礎情報、FC東京の現在地としてSWOT分析・他クラブ比較・収支構造・経営ビジョン等、スタジアム特性、地域特性、スポンサー特性、サポーター特性、それらを受けてのマーケティング諸施策についてお話しいただきました。
 講義当日は、マーケティング諸施策を中心にお話しいただいたが、最初にスタジアム特性を受けて実施している諸施策の例、具体的には、自治体等に頼らないスタジアムアクセス30分圏内へのエリアマーケティング、およびスタジアム通りを歩行者専用道路にして非日常感の演出を行ったことなどが説明されました。

 次に、地域特性を勘案して、まず戦略エリアの設定を行っていることが説明されました。東京都との連携を強化して「ワイドコラボ協定」を2023年3月に締結したり、都心でのアウトオブホーム・メディアの展開をしたりしているとのことでした。また、サポーター特性を勘案して、SOCIOやOFFICAIL MEMBERSHIPを中心としたファン感謝イベントの実施や、スタジアムグルメの充実(毎試合テーマを設けて食イベントを実施)を行ったと説明されました。
 最後にサッカークラブのマーケティングとは、ファンを増やし、クラブをより好きになってもらい、クラブの商品・サービスを利用してもらうことで収益をあげるすべての活動と定義されたうえで、忘れてならないこととして、収益をあげる目的はあくまでも、メインとなる「フットボール」の魅力を上げることにつながってなくてはならないと説明されました。

 

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