商学部

ベトナムでの海外インターンシップを実施しました

商学部プログラム科目『グローバル・プロフェッショナル・プログラム』の授業科目である「グローバル・キャリア/ベトナム」で、海外インターンシップを実施しました。


日程:2023年8月10日~9月8日
参加学生数:6名

授業内容

商学部プログラム科目『グローバル・プロフェッショナル・プログラム』の授業科目である「グローバル・キャリア/ベトナム」では、現地企業でのインターンシップに参加します。旅行や留学では得られない経験をすることができ、将来の可能性が大きく広がります。  *本海外研修は「商学部グローバルインターンシップ奨学金」により、渡航費用の一部補助を受けています。

学生コメント

竹内 彩華|商業・貿易学科* フレックスPlus1・コース 3年  *2022年度入学生より国際マーケティング学科に名称変更


今回私がこのインターンシップに参加した理由として、ベトナムの現地企業について自分の目で見てみたいという思いがありました。私は父の仕事の関係で小学生時代をベトナムで過ごしました。その頃にお世話になったベトナムに恩返しがしたいと考えています。その為にどんな形で恩返しができるのかヒントを得ようと考えました。実際に10年ぶりに行ってみると想像以上の発展ぶりに、途上国の可能性を目の当たりにしました。ベトナムの人たちの暮らしが豊かになる手助けをしたいと思っていた渡航前と比べ、世界をより発展させるパートナーとして関係を構築したいという考えへと変化しました。 研修では、「グローバルに考えてローカルに動く」大切さを学びました。ターゲットによって企画内容をその国民性に合わせて変化させていく必要があります。また、コンテンツにお金をかける文化がまだ発達していないベトナムにおいて、イベントの費用対効果も考える必要があることを学びました。 研修以外では基本的に外に出かけ、ベトナム人の国民性について肌で学ぼうと心がけました。すると、どんなに小さなことでも必ず毎回新たな発見がありました。世界に飛び込む楽しさを学べました。

川津 嘉威|経営学科 フレックスPlus1・コース 3年


私がインターンに参加させていただいた企業はコンサルティング会社で、ベトナムへの進出を考えている企業の進出支援や人材紹介などの事業を行っており、私は日系企業のお客様のサポートに携わりました。インターン先の企業では平日の8時から17時まで業務を行い、それ以外の時間は社員さんや友人たちと食事をしたり、休日にはベトナムの観光をしたりしました。インターンに参加する中で難しいと感じた点が、言語の問題です。日本人同士で会話する時には言わなくても当然伝わるだろうと思って言わないことでも、日本人以外との会話では明確に言わないと伝わらないという経験をしました。この問題を解決するために、ニュアンスで伝えようとするのではなく、具体的な内容を伝えるように意識しました。また、「わかりました。」と言っていても実際には違った解釈をしていたこともあったため、伝わるまで繰り返し伝えたり、何度も内容の確認をしたりして、言語のすれ違いを減らすことが出来ました。海外で働くことは非常に貴重な経験で、将来グローバルな仕事に携わりたいと考えている自分にとって大きな財産になりました。もし興味を持っている人がいれば、ぜひお勧めしたいプログラムです。

櫻井 雄太|経営学科 フレックスPlus1・コース 2


私はベトナム進出支援を行っているコンサルティング会社で、インターンに参加しました。不動産仲介の同行、毎月出しているメールマガジンの編集、関係書類の日本語チェックなど、様々な業務がありました。なかでも、現地の印刷企業の探索の業務は最も苦労しました。私がその業務を完遂できたのは、インターン先のスタッフの方の助けがあったからです。印刷企業の検索に困った際に、別のサイトを紹介していただいたり、検索する時に使う言葉についてアドバイスをいただいたりしました。そのような体験から、一緒に働いてくれている人のありがたみや、職場での人間関係の重要性を学びました。企業研修以外でも、一緒にベトナムに来た仲間と外食したり、出かけたりすることが多く、今までの人生で一番、友人と過ごす時間が長かった一か月だと思います。約一か月の間、一緒に過ごした仲間やインターン生として受け入れて下さった企業の皆様に感謝しています。
 

教員コメント

栗原 文子|商学部 教授


ベトナムには現在2,000を超える日系企業が進出しており、日本に留学したり、働きに来たりするベトナム人も増加しています。べトナムの平均年齢は約33歳で、日本と異なり、若い労働人口にあふれています。インターンシップに参加した学生は、渡航前は、中央大学に留学しているベトナム人学生と交流をしたり、ベトナムの言語、文化、経済について探求的な学習を行いました。また、インドに駐在経験のある商学部卒業の学生とオンラインでつながったり、海外で働くことについて様々な角度から考える講義も受けました。1か月にわたるインターンシップにおいて、自分の将来のキャリアパスについて選択肢が広がると同時に、自主性の足りなさや未熟さに気づけた学生も多く、今後につながる貴重な経験を積むことができたと考えます。派遣先企業の紹介をはじめ、現地でも様々なサポートをしていただきましたライトハウス・キャリアエンカレッジ株式会社様に心よりお礼申し上げます。

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