福島教授と山田准教授の共著論文が会計分野を代表するジャーナルのひとつである『The British Accounting Review』に掲載されました

著者名：福島 一矩（中央大学商学部教授）、山田 哲弘（中央大学商学部准教授）
雑誌名： The British Accounting Review
論文タイトル：「Does budget target setting lead managers to engage in unethical behavior for the organization?」

この研究では、予算目標の設定と非倫理的であっても組織のために行動しようという気持ち（WUPB）の関連性を分析しました。日本企業のマーケティング・営業部門のマネジャーを対象に調査した結果、以下の3つの主な発見がありました：(1) 中程度に困難な予算目標が最もWUPBを強くする傾向があります。(2)予算目標の困難性が高まると、目標の柔軟性も増加し、これもWUPBに影響します。(3)マネジャーの予算目標に対する影響力の有無によって、予算目標の困難性がWUPBに影響する経路が変化します。これらの結果は、組織に貢献しようとすることによって生じる非倫理的行動が、予算目標の設定という日常的な経営管理活動に関連している可能性を示唆しています。

＊論文はエルゼビア社が運営する「Science Direct」でご覧いただけます。
　なお、2023年8月16日まではコチラのリンクから論文を無償で閲覧/ダウンロードすることができます。