商学部

「Jリーグ・ビジネス論Ⅰ(明治安田生命寄付講座)」に栃木SC代表取締役社長 橋本大輔氏が登壇しました

商学部の『スポーツ・ビジネス・プログラム』の科目の一つである「Jリーグビジネス論Ⅰ(明治安田生命寄付講座:担当教員 渡辺岳夫)」に、6月15日(木)、栃木SCの代表取締役社長の橋本大輔氏が登壇しました。


「Jリーグ・ビジネス論」では、主としてJリーグの各クラブの経営者・経営管理者が講師として登壇して、地域特性、スポンサー特性、スタジアム特性、サポーター特性を踏まえて、どのようなクラブ経営を行っているのかをご講義いただいています。

 本講義日と偶然にも同日の、17年前の「615日」に創設された栃木SCのご講演では、最初にクラブの概要、続いて地域特性、スタジアム特性、スポンサー特性、そしてサポーター特性に踏まえて行われているクラブ経営の実践についてお話しいただきました。

 最初にクラブ概要として、2016年に栃木SCがJ3に陥落したことをきっかけに、橋本氏が社長になってからの取り組みとして、多くのステークホルダーが腹落ちする「Keep Moving Forward(前に進み続ける)」クラブのフィロソフィーを考案したことを中心にお話しいただきました。次に、地域特性を踏まえての実践として、ホームタウン活動を中心にお話しいただき、スタジアム特性としては、サッカー専用スタジアムであるグリーンスタジアムと、陸上競技場であるカンセキスタジアムを併用していることで生じる様々な課題点を中心にご説明いただきました。

 スポンサー営業についても詳細にご説明いただき、基本的に重視している点として、営業テレアポ、小口スポンサーの獲得、経営層のスタジアム体験、スポンサーアクティビティの充実、SDGsへの取り組みを挙げていただきました。また、サポーターを増やすための集客の取り組みとして、SNSなどのデジタルマーケティング、来場ハードルが低い方へのダイレクトアプローチ、優待企画への細やかなケア、スタジアムイベントの充実、スタジアムグルメの充実、スタジアムでのパフォーマンス体験等を重視しているとされました。

 最後に、クラブの想いとして、次の言葉を紹介され、講演を締めくくられました。「郷土愛は地域を育て、成長させる。クラブやその文化はその愛や想いを醸成させることができる地域資源だと考えています。この地域資源をさらに成長させるために前に進み続けます」。

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