商学部

「Jリーグ・ビジネス論Ⅰ(明治安田生命寄付講座)」にヴァンフォーレ甲府の代表取締役社長の佐久間悟氏が登壇しました

商学部『スポーツ・ビジネス・プログラム』の科目の一つである「Jリーグ・ビジネス論Ⅰ(明治安田生命寄付講座:担当教員 渡辺岳夫)」に、6月23日(木)、ヴァンフォーレ甲府の代表取締役社長の佐久間悟氏が登壇しました。


「Jリーグ・ビジネス論」は、主としてJリーグの各クラブの経営者・経営管理者が週替わりで講師として登壇して、地域特性、スポンサー特性、スタジアム特性、サポーター特性を踏まえて、どのようなクラブ経営を行っているのかをご講義いただいています。

6月23日の授業では、ヴァンフォーレ甲府の代表取締役社長の佐久間悟氏が登壇しました。まず社長であるとともにジェネラルマネージャー(GM)も務められていることから、最初にリバプール大学のローガン・テイラー教授の言葉としてサッカークラブのGMの心得が披露されました。すなわち、第一に教会で働いていると考えよ、第二に何を売り物にするのかを考えよ、第三に皆に苦悩を提供していることを理解せよ、第四にファンはサッカー関係者を嫌っていることを理解せよ、第五にファンのために働き,ファンと結婚せよ。サッカーに限らずスポーツビジネスをするうえで、そしてGMに限らずスポーツ経営に携わる全ての人にとって、重要な意味を持つ言葉が語られました。

その後、ヴァンフォーレ甲府の地域貢献活動が語られ、その影響から地域内循環産業モデルが機能し、スポンサー企業数は260社以上で日本一の数となっており、かつ業種が実に多様であるとのことでした。最後に、今後の挑戦について語られ、挑戦に先立ち、クラブ理念を構築したことが説明されました。すなわち、「ヴァンフォーレ甲府は人々をつなぎ幸福をもたらす存在でありたい」というものでした。山梨県の課題、つまり人口減少、娯楽の少なさを前提として、ヴァンフォーレは勝利のみならず、地域活性化に貢献する選手・スタッフと共に、人材育成や経済への貢献をも担うことをクラブの価値と考えることにする、ということが語られました。

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