商学部

商学部・藤木裕教授が金融リテラシーを学ぶ『入門テキスト 金融の基礎 第2版』を刊行しました

商学部・藤木裕教授が、お金に関する知識と判断力=金融リテラシーを学ぶ入門テキストとして、『入門テキスト 金融の基礎 第2版(東洋経済新報社)』を刊行しました。

実際に取引される金融商品から、家計と企業の資産・負債の選択、金融システムから金融政策にいたるまで、社会人として必要な「金融リテラシー」を身につけるための最初の一冊となっています。

教員コメント

藤木 裕 教授


2022年4月からの高校学習指導要領改訂で金融経済教育の内容が拡充されたことで、金融経済教育は一段と注目されています。
金融教育で得る知識は、会計、経営、マーケテイングといった他の専門分野においても役に立ちます。
例えば簿記では預金をどのように帳簿につけるかを勉強しますが、金融では家計はどれくらいの金額の預金が必要なのか、といった点を勉強します。

金融の知識は資産運用を通して自分の生活を豊かにするだけではなく、どこの業界に就職してもビジネスをやるうえで欠かせない知識です。
本書は実際に取引される金融商品から、家計と企業の資産・負債の選択、金融システムから金融政策にいたるまで、社会人として必要な「金融リテラシー」を身につけるための最初の一冊となっています。
是非、お手に取ってみてください

 

書籍の紹介

東洋経済ONLINE(外部サイト):https://str.toyokeizai.net/books/9784492654934/

◎本書では、金融論の基礎知識として、金融取引の解説からはじめて、家計と企業の金融資産・負債選択、金融システムと金融機関、代表的な金融商品、金融政策、国際金融に関する話題を5部構成で説明していきます。
◎第1部では、金融取引と金融市場の概要を説明した後に、資金循環統計という統計を用いて誰が誰に対してお金を流しているのかを概観します。
◎第2部では、家計と企業の金融資産・負債選択に関する基礎理論と現状を学びます。特に、家計の金融資産・負債選択に関する基礎理論では、資産運用に関する標準的な考え方を説明しています。
◎第3部では、金融取引を成り立たせる制度である金融システムについて説明します。老後の備えにかかわる、日本の公的年金、企業年金を含む私的年金の仕組みを解説し、なぜ老後の備えが必要か説明します。
◎第4部では、代表的な金融商品市場の現状と金融商品価格の決まり方を説明します。
◎第5部では、グローバル経済と金融政策について説明します。金融商品の卸売市場にあたる市場の金利を統制しているのは日本銀行です。市場の金利が変化すると、住宅ローンの金利などにも影響が及びます。金融政策は生活にも密接にかかわるのです。

関連Webサイト

・藤木裕教授 研究者データベース(researchmap)(外部サイト) 
 https://researchmap.jp/7000007603