商学部

商学部学生が「アカウンティングコンペティション2021」において『審査員特別賞』を受賞しました

2022年03月25日

商学部学生が、会計分野における大学生の研究発表会「アカウンティングコンペティション2021」に参加し『審査員特別賞』を受賞しました。

内容

「アカウンティングコンペティション2021」は、会計分野における大学生の研究発表会です。

2021年12月19日(日)にオンライン形式でプレゼンテーションが実施され、25大学、31ゼミナール、68チームの学生が参加しました。そこで商学部潮ゼミと川端ゼミの学生がそれぞれ発表し『審査員特別賞』を受賞しました。

アカウンティングコンペティション2021


〈潮清孝ゼミ〉
テーマ:『機械学習による財務分析』

概要:
本研究では、機械学習を用いて企業の財務状況を分析した。機械学習とは数値化されたデータの中からパターンを見つけ出し、答えとなる値を予測する仕組みのことであり、いわゆる人工知能(AI)の一つである。
具体的には、安全性・収益性・将来性を、それぞれ貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の数値をもとに分析した。その結果、平均74.8%という高い精度のモデルを構築し、会計分野におけるAIの利用可能性を示すことができた。

発表者:潮ゼミ(チーム名:SAKETOBA )
・島田 隆広(会計学科|3年)
・永田 果子(会計学科|3年)

受賞:審査員特別賞

 


〈川端千暁ゼミ〉
テーマ:『ベンフォードの法則を利用した監査手続』

概要:
本研究では財務諸表監査における不正検出手法に着目し、より効果的・効率的な監査に繋がる手法を検討するため、分析的手続の一種であるベンフォードの法則を用いた分析について数値実験を行った。ベンフォードの法則とは、自然界の数字(全てではない)の最上位桁は、1~9までの数字が一様に現れるのではなく、指数分布に従って現れるということを示すものである。
数値実験ではまず、仮想の「真の売掛金伝票データ」と「改ざん後の売掛金伝票のデータ」を生成し、次にこれらの最上位桁の数字に対してベンフォード分析を行った。
本研究の結果として、ベンフォード分析はシミュレーションによって生成した改ざんデータに対して、有効であることが確認された。

発表者:川端ゼミ(チーム名:川端ゼミA)
・串間 里咲(会計学科|3年)

受賞:審査員特別賞

関連リンク

・アカウンティングコンペティション2021 コンテストWebサイトはコチラから

・商学部「プログラム科目」 アカウンタント・プログラムWebサイトはコチラから

・中央大学商学部 潮清孝教授 研究者情報(researchmap)コチラから

・中央大学商学部 川端千暁助教 Webサイトコチラから