商学部
地域課題にチャレンジしている学生が山梨県小菅村の木材を利用した「木製骨壺」を企画・制作しました
2020年12月04日
・梶谷 日向子(4年)
・上村 結衣 (4年)
・酒部 真緒 (3年)
「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献について
現在、人工林の約50%が主伐期を迎えており、伐採して利用すべきタイミングの木が多くあります。主伐期を迎えた木が利用されないままになってしまうと、年月が経った太い木ばかりになり、若い木が育ちません。このような悪循環が続くと、森林の働きが十分でなくなる恐れがあります。よって、成長した木を利用することも非常に重要であり、森林環境の保全にも繋がります。
木製骨壺の試作品製作にあたっては、顧客からのオーダーを想定し、渡辺商学部長からの要望をヒアリングして『本型』の木製骨壺を制作しました。
<「木製骨壺」の試作品・外側>
<「木製骨壺」の試作品・内側>
学生のコメント
【取り組みのきっかけ】:
昨年度より新設プログラムとして履修できるようになり、講義開始当初に、この活動の前任である先輩がご自身でやられていたプロジェクトのお話しをして下さいました。そこでその先輩のプロジェクトに興味を持ち、引継ぎのような形で一緒にグループを組んだことがきっかけです。
【苦労した点とその解決方法】:
協力頂いている企業が求める新商品の条件にマッチするアイデアを考えることが苦労した点です。競合商品の分析や、協力企業の皆さまとの打ち合わせを重ねることで、まず棺桶と骨壺にアイデアを絞ることが決定しました。現在の骨壺が完成したのは、ゼミのプロジェクト発表での先生のアドバイスや、ヒアリング調査によってニーズを発見することができたからだと考えています。
【今後どのようなことに取り組んでいきたいか】:
今後は人間に対する骨壷だけではなく、ペット用の骨壷の需要を考え、幅広く多くの方々に利用して頂けるような骨壷の製作に取り組んでいきたいと考えています。今の試作品ではまだまだクオリティを向上させなければならないので、製作して頂く企業との打ち合わせを繰り返し、課題解決に努めたいです。また、営業活動や低コストでできるSNS広告なども進めて行きたいと思っています。