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ロースクール
授業ハイライト

生活紛争と法

生活紛争と法

「学生に、法曹実務イメージを持たせる授業を通じて、学生の頭の中に“柔らかい実務法曹イメージボール”をつくり、そのボールに、条文・法律概念・判例法理・法律理論・法原理原則を後づけでいくと、学修速度と学修深度が特段に進化する」
この教育経験則をフルに活用した法学未修者1年生向け導入科目が「生活紛争と法」です。
ワークショップ連続授業で、学生が、自然に、主体的に考え抜き、学修する習慣づけ効果を目指しています。
民事系ワークショップと刑事系ワークショップの2コースあります。
民事系コースは①民事訴訟映像視聴による実務イメージづくり②判決起案③シンプル要件事実(民法)ワークショップ④民法原理・原則マップづくりを順次行い、2年次の「民事訴訟実務の基礎」というコア科目につなげていきます。
刑事系コースは①裁判員裁判映像視聴による実務イメージづくり②グループ起案(論告要旨・弁論要旨・判決要旨)③各公判テーブルで論告・弁論要旨・判決要旨のプレゼンテーションを順次行い、2年次の「刑事訴訟実務の基礎」というコア科目につなげていきます。

公法総合Ⅲ

公法総合Ⅲ

公法の中でも主として憲法分野の主要判例を読み込むのが「公法総合Ⅲ」です。これまでのところ、『プロセス演習憲法』(信山社)という600頁を超える分厚い教科書の、少なくとも3分の2くらいを15回の授業で読み解いていくという作業をしています。
判例を読むことは、二つの意味があります。まずは、知識の吸収です。日本は成文法の国といわれますが、実務家にとって判例は、法令と並んで最も重要な法源です。判例の知識なしにローヤーの仕事が勤まることはあり得ません。次に、判例は法文書を作成するうえでの一つのお手本だということも重要です。とくに、最高裁の判決は、日本で最も優秀なローヤーが練りに練って書き上げた文章であり、事実関係と法令・判例という複雑に絡み合う与件を慎重に料理してでき上がった成果物です。判例を丁寧に読むことによって、法令・判例の解釈・適用、事実関係の摘示、論理の組み立てといった法文書を作成するうえでの必須のスキルを獲得することができます。
授業は、質疑応答を交えて進行しますから、予習・復習の負担は軽いものではありませんが、判決文をよく読みノートを作るという愚直な勉強が、実力の涵養につながると思います。

刑事法総合Ⅲ

刑事法総合Ⅲ

法科大学院において履修する刑事法の科目には、刑法と刑事訴訟法を中心として実にさまざまな科目があります。「刑事法総合Ⅲ」は、最上級学年の学生たちが刑事法学修の「総仕上げ」のために履修する重要な授業です。
履修者には、事前に長文の事例問題が課題として与えられます。いずれも、相当にレベルの高い法的論点を含み、司法試験の問題よりも複雑な難問ばかりです。学生諸君は、あらかじめそのケースに取り組み、設問に対する自分なりの答えをレポートとしてまとめて担当教員に提出することを求められます。授業の場では、教員と学生との間で展開される問答を通じて、課題に含まれる争点についての理解を深め、隠されていた重要問題に気づき、検討が十分でなかった点についてこれを自覚することになるのです。
法律家になるためには、①法的事項に関する一定の知識、②事実関係を分析する能力、③論点を発見・抽出できる能力、④未知の問題にも既存の学識を用いて対応する応用力、⑤迅速に仕事を片付ける事務処理能力を備えることが必要です。「刑事法総合Ⅲ」は、これら5つの能力をバランスよく身に付けることを可能とするための授業でありたいと思っています。

ベンチャー・ビジネスと法

ベンチャー・ビジネスと法

日本には約200万社の株式会社がありますが、上場会社は約3500社で、株式会社の99.9%は株式の譲渡が制限された閉鎖的な会社です。しかし、トヨタもソニーも、最初から巨大企業だったのではなく、創業時には中小企業でした。最近では、創業から短期間で上場を果たす企業が増えてきています。

「ベンチャー・ビジネスと法」という講義では、企業の創業から上場までの間に生じる法律上の問題点、特に実務的・応用的な問題を取り上げます。講義を担当するのは、研究者教員と、企業法務に精通した実務家(弁護士)教員です。創業まもない会社の社長が知人にお願いして株主になってもらうとき、あるいはそのような株主が株を手放したいと思っているとき、どのような点に注意が必要でしょうか。確認すべき定款規定や事実関係はどのようなものでしょうか。社員のやる気を引き出したり、将来の紛争を予防するために、どのようにストック・オプションや種類株式を利用すればよいでしょうか。

このように、ベンチャー企業で生じる典型的な問題を念頭に置いて、法律家はどのようなアドバイスをすべきか、どのように企業の発展に貢献できるかを、皆さんと一緒に考えていきます。