ロースクール

2008年度ベスト・ティーチャー賞

中央大学法科大学院は、2008年度に実施した授業評価アンケートに記載された意見や評価にもとづき、同年度のベスト・ティーチャー賞を選考し、2009年4月29日開催の教授会において発表の上、受賞者に表彰状を授与致しました。 
本賞の選考においては、まずFD委員会において「選考方針」を協議・確認しました。そこでは、選択回答式の授業理解度・満足度として数値化された評価のみにもとづく方法も考えられるところですが、本年度もこれまでと同様に、自由記述欄で学生が高い評価を与えた記載事項に注目して、法科大学院の授業運営等に関する顕著な貢献を評価したいとの考えにもとづいて選考を進め、上記の数値化された評価を参考資料として用いることとしました。 
本法科大学院では、教員相互の授業参観等を通じて、受賞者の授業への取り組みを共有し、さらなる授業向上に資することと致します。

  • 安念 潤司(憲法訴訟論)
    「気迫あふれる授業で、とても楽しかった」「(内野教授との)共同の授業で、とてもよかった」との評価を得、また、「オリジナル事例問題を検討することで考える力を養うことができた」「素晴らしい授業であった」との高い評価を得た。
  • 内野 正幸(憲法訴訟論)
    「気迫あふれる授業で、とても楽しかった」「(安念教授との)共同の授業で、とてもよかった」との評価を得、また、「オリジナル事例問題を検討することで考える力を養うことができた」「素晴らしい授業であった」との高い評価を得た。
  • 金井 貴嗣(経済法2)
    ソクラテスメソッド・対話型授業が高く評価され、法科大学院における授業のあり方について一つの模範を提示した。
  • 畑尻 剛(憲法訴訟論)
    「抽象的になりがちな憲法論議において、着目すべき点が明確になり判例の読み方が変わった」「論点メモが素晴らしい」等、科目特性に応じてよく準備された授業が高く評価された。
  • 総合事案研究担当者チーム
    伊藤 壽英 上拂 大作 大杉 謙一 落合 誠一 川﨑 直人 丸山 秀平
    森田 浩美 ※2009年3月31日まで中央大学法科大学院特任教授(最高裁判所から派遣)
    新規開設科目である総合事案研究において、2年次までの学修を基礎に、3年次の段階で総合的な事案研究を行うという科目目標をよく実現したことが高く評価された。
  • 刑事法総合3担当者チーム
    飯塚 和夫 斎藤 信治 鈴木 芳夫 長井 圓 堀内 捷三 宗像 紀夫 安廣 文夫
    3年次におけるオムニバス科目である刑事法総合3において、「オムニバスによって多様な考えを知ることができた」「問題演習を通じて理解が深まった」「刑事法総合1・2の展開的授業としてとてもよかった」との高い評価を得た。