法学部

大西 結菜

プロフィール

学科学年 政治学科4年
出身地 北海道札幌市
出身高校 市立札幌旭丘高等学校
趣味・特技 ドライブ、ギター
キーワード 教職課程、課外活動
掲載年月日 2024年1月24日
大西 結菜

中央大学法学部を選んだ理由を教えてください。

私は、高校生の頃から漠然と「将来、高校の地理の教員になりたい」という思いがありました。しかし、高校時代、政治に関する授業を履修しておらず、「社会科の教員を目指すなら、政治に関する知識を身に付けなければならない」と考えていました。

中央大学法学部には、政治学に関する講義が充実していたことや、当時法学部があった多摩キャンパスに足を運んだ際、自然に囲まれたキャンパスに魅力を感じたため、「ここで学びたい!」と思うようになりました。

法学部での学びについて。特に興味を持って受講した授業や、力を入れて学んだことについて教えてください。

「まちづくり論」です。この授業は、受講生数人でチームを作り、「まちづくりの成功例」とされる特定の自治体の事例について、様々な論文を踏まえて検討し、パワーポイントを使って発表する、という内容でした。「この町ではなぜ、まちづくりが成功したのか」という問いに対して、同じチームの学生と意見交換をしながら検討していく過程では、自分には思い浮かばなかった新しい発想に出会い、多くの学びを得ることができました。

「なぜそうなるのか」という視点で様々な事象を探究する姿勢は、今後の学校教育でとても大切になってくると思います。私は4月から高校の教員になるので、「まちづくり論」を受講した経験を生かし、生徒に探究することの楽しさを伝えていきたいです。

サークル等の課外活動について教えてください。

「中央大学音楽研究会リード合奏部(通称ハモソ)」に所属していました。このサークルは、ハーモニカを中心としたビッグバンドで、創立90年以上の歴史がある音楽サークルです。私は、エレキギターを担当していました。ギターは大学生になってから始めたので、最初は苦労することが多かったのですが、練習を重ねることで徐々に自信をもって演奏することが出来るようになりました。また、合宿や定期演奏会など、様々なイベントを通して、仲間と楽しい思い出をたくさん作ることができました。

また、教職課程の「学校応援プロジェクト」の一環で、都立豊南高校で出張授業を行ったり、中央大学附属中学校の生徒に進路・キャリア支援を行う活動に参加したりしました。中高生を前に実際に授業をすることで、自分に足りない部分が明確になり、自分の教育観や目指す教員像に磨きをかけることができました。

いま現在もっとも関心を持って取り組んでいることは何ですか。

教職課程で学んだことを踏まえて、「授業づくり」について取り組んでいます。現在、履修している「教職実践演習」では、現職の先生から直接お話を聞く機会があり、学校現場のリアルな様子を知ることができました。また、学生による模擬授業があり、互いにアドバイスし合う機会もありました。

これらの経験を通して、現在は、ニュースで報道される様々な題材を基に、「自分ならどのような授業をつくるか」というイメージを膨らませています。例えば、2024年1月に発生した能登半島地震を取り上げて授業をするとしたら、どのような学習活動を通して、生徒に何を考えてほしいか・学んでほしいかということを考えています。

卒業後の計画は何ですか。また、今後のキャリアプランとそれを含めた人生の夢やビジョンについて教えてください。

高校の地理の教員として勤務します。今後は、教職課程での学びを踏まえて地理の専門的な知識を継続して深めていきます。

また、法学部の授業を通して学んだ、様々な物事に目を向け、文献資料を調査・分析し、自分の考え深める姿勢や、サークル活動を通して得た仲間とのつながりを大切に、自分の経験を踏まえて生徒に寄り添うことができる教員になりたいです。

中央大学の魅力とは何ですか。

教員や事務室の方が、親身に相談に乗ってくれるところだと思います。特に、法学部・文学部の教員や教職事務室の方々には、教員採用試験の対策において本当にお世話になりました。突然の訪問にも関わらず、毎度丁寧な対応をしてくださったおかげで、受験前の不安な気持ちが軽くなりました。

受験生へのメッセージをお願いします。

私は、大学に入学する前は、「教員になりたい」という思いはそれほど強くありませんでした。しかし、教職課程を受講する過程で、法学部をはじめ様々な学部の学生と関わることができ、たくさんの刺激を受けることができました。また、「学校応援プロジェクト」の活動では、中高生との触れ合いを通して、教員という職業に魅力を感じるようになりました。

中央大学に入学して、様々な人と出会い、多くの経験を積むことができたからこそ、「将来は教員になる」という意志を確立することができ、その夢を実現させることができたと思います。

ですので、現在将来の夢が明確に決まっていない方は決してあせらず、大学生活を通して積むことができる経験や、人との出会いを大切にしてほしいなと思います。

最後に一言。

お世話になった先生方、事務室の方々、いつもそばで見守ってくれた家族には、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。