国際経営学部

国際経営学部のGlobal Studies (Washington D.C.)(担当教員:教授 国松麻季)において、三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の武井泉氏をお招きし、講義とディスカッションを実施しました

2024年5月14日、国際経営学部1年生の科目であるGlobal Studies (Washington D.C.)(担当教員:教授 国松麻季)において、株式会社三菱UFJリサーチ&コンサルティング政策研究事業本部 経済財政政策部 グローバル戦略グループ主任研究員の武井泉氏を多摩キャンパスにお招きし、講義とディスカッションを実施しました。

武井主任研究員は、開発援助政策および国際協力分野に精通されており、政策理論へのアプローチはもとより、国際協力機構(JICA)の案件等を通じて世界の開発援助の現場において豊富なご経験をお持ちです。講義では、Development Issues and International Cooperationと題し、開発援助の目的や資金的枠組み、日本企業による貢献の事例などをお話しくださいました。

続くディスカッションでは、履修生からは、支援を受けているにも拘らず支援対象から抜けだせない国が多数あることの理由や、企業が途上国支援を行う動機などについて質問がありました。

質問にお答えくださる武井主任研究員→

また、今学期にグループごとに地球規模課題に関わるリサーチクエスチョンを設定し、答えを導く研究を行っています。そこで、授業の後半ではグループ毎に研究の現状を発表し、武井主任研究員から各チームに対するフィードバックをいただきました。

今日の特別講義を受けて、履修生からは次のような感想が寄せられました。

 

←豊富な資料によるご講義

「今日学んだことをこれからのリサーチプロジェクトやワシントンへの留学にも精一杯生かせるように自分の武器にしていきたいと思います。」
「お話しいただいた国際機関の情報を元にアメリカ現地に行って自分の目で確かめたいと思います。より一層楽しみになりました。」
「支援を受けている国がなかなか発展途上国から抜け出すことができないという点が興味深かったです。抜け出せない理由について支援の方法ばかり考えがちですが、国連の意義の視点で見る新たな視点を得ることができました。」

本科目の履修生は、本年夏に3週間にわたり米国ワシントンD.C.における研修に参加する予定であり、開発援助に関わる国際機関への訪問も予定していることから、今後の学習に向けて大きな刺激となりました。

今後も国際経営学部では実務の最前線におられる専門家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。