国際経営学部

確かな語学力を修得できる英語教育

国際経営学部は、所属する学生全てが卒業までにCEFR(セファール)※における「B2レベル以上」の英語力を修得することを目指します。
B2レベルになると、自身の専門分野での議論を含め、その話題が具体的でも抽象的でも、複雑な文章の主旨を理解できるようになります。加えて、国際的な職場において、ネイティブスピーカー/非ネイティブスピーカー問わず多くの人とコミュニケーションを取ることができるレベルとなります。ディプロマ・ポリシーに記載された水準のコミュニケーション力を身につけるには、B2レベル以上の英語力が必須であると考えています。
※「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages)」は、言語の枠や国境を越えて、外国語の運用能力を同一の基準で測ることが出来る国際標準です。
CEFRは、学習者、教授する者及び評価者が、外国語の熟達度を同一の基準で判断しながら、学び、教え、評価できるように開発されました。CEFRの等級はA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階に分かれており、その言語を使って「具体的に何ができるか」という形で言語力を表す「can-do descriptor」を用いて分かりやすく示しています。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)

上記の目標を達成するために、十分な英語学習の時間を確保するカリキュラムとしました。
英語力強化が必要な学生は、入学直後の第1セメスターで「英語AⅠ・Ⅱ(Reading&Writing)」、「英語BⅠ・Ⅱ(Speaking&Listening)」、「オンデマンド英語Ⅰ(語彙力強化)」、に合計500分もの時間を毎週英語学習に費やすことになり、これは14週で7,000分、約116時間の学習量に相当します。
ケンブリッジ大学英語検定機構※によると、CEFRレベルを1つ上げるには、おおよそ200時間の学習時間が必要であるため、新カリキュラムでは1セメスターでその半分が必修授業でカバーできることになります。第2セメスター終了時には186時間に達し、第3、第4セメスター(2年次の終わり)までの総学習時間としては280時間に達するため、理論上は全てのB1レベルの国際経営学部生がB2レベルに到達できる学習時間を確保していることになります。
Guided learning hours

国際経営学部は、設置科目の7割以上を外国語(主に英語)で実施し、「英語を学ぶ」ことよりも、「英語で学ぶ」ことが特色の学部ですが、皆さんの入学時における語学力に違いがあることにも考慮して、自分のレベルにあったクラスで切磋琢磨できるような学習環境を提供します。そのため、定期的にTOEICテスト(4技能)を実施し、英語コミュニケーション能力がどの程度上昇したかを測定するとともに、そのテスト結果を基にしたクラス編成を行い、皆さんの語学力に見合った適切なクラス分けを行うことができるようにします。

このカリキュラムによって、早い段階から語学力を引き上げることができるようになり、企業経営とグローバル経済等に関する専門知識の高度なレベルでの習得に資することができると考えています。