2023年10月31日、国際経営学部の専門演習Ⅰ(担当教員:教授 国松麻季)において、株式会社三菱UFJリサーチ&コンサルティング政策研究事業本部 持続可能社会部 国際研究グループ主任研究員の武井泉氏を多摩キャンパスにお招きし、講義とディスカッションを実施しました。
武井主任研究員は、開発援助政策や国際協力分野に精通されているなか、研究テーマの一つであるハラールを取り上げ、「政策課題とビジネス-ハラール・イスラム市場を題材として-」と題し、ハラールとイスラム市場の概要や特徴、関連するビジネスチャンス、日本企業の市場参入への課題など、さまざまな内容をお話しくださいました。続くディスカッションでは、ゼミ生からは、国際教育寮での生活やサークル活動などで多様な文化を持つ人々と接する経験に引き付けた質問や意見があり、さらにはイスラム金融やハラール認証の可能性、他国の政策等にも話題が及びました。
講義を受けたゼミ生のほとんどが、将来的に海外でのキャリアを志向していることから、国際的なビジネスについて文化的側面から深く考える今回の機会は、今後の学習のモチベーションとなりました。
併せて、専門演習が今学期取り組んでいる関心業種の政策的な課題に取り組むグループワークについて発表し、武井氏から各チームに対するフィードバックをいただきました。
国際経営学部の「専門演習」では、少人数のクラスで専門分野での学びを深めていきます。国松麻季の専門演習では、グローバルビジネスとかかわりの深い法制度や政策に注目し、関心業種ごとにグループワークを行い、実務家の方々のお力添えをいただきながらゼミ生が主体的に学んでいきます。
今後も国際経営学部では実務の最前線におられる専門家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。
講義の様子
講義後の集合写真