6月19日、国際経営学部の比較経営論(担当:教授 申 淑子)の授業において、ZTE Corporationの Vice Presidentである張林峰氏をゲストスピーカーにお迎えし、「通信略史―伝書バトから6G+まで―」というテーマでご講演いただきました。
講義ではまず、通信の発展の歴史について扱われ、物理学、経営学、通信技術などの幅広い知識を援用しつつ、コミュニケーションの重要性も絡めてわかりやすく説明されました。続いて、通信技術、特に5Gについての基礎知識の説明や米中貿易摩擦のもとにおける各国の通信技術開発の状況と市場シェアについての説明、最後には5Gがもたらす格差問題や人類の進歩について、5Gの技術が国家間の争いの原因となっている現状などの話へと展開され、学生たちは通信技術について正確な知識を得るとともに、人類史の流れの中における企業経営とは何かを認識することができました。また、業界を先導する企業のリーダーの知性を共有することができたのも大きな成果でした。
学生からの質問が多く講義時間内で対応しきれない状況だったため、講義後に教室を変えて、一部の履修生とゲストスピーカーの間で1時間ほど交流が行われました。
今後も国際経営学部では実務の最前線で活躍される専門家との対話の機会を設け、探求心を刺激し、視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。