国際経営学部

国際経営学部「グローバル時代の競争法」(担当:国松麻季)において公正取引委員会事務総局の原田郁 審査局第三審査上席審査専門官、大宮俊吾 経済取引局企業結合課企業結合調査官にご講義いただきました

国際経営学部の専門科目「グローバル時代の競争法」(担当:教授 国松麻季)では、6月22日、公正取引委員会事務総局審査局第三審査上席審査専門官の原田郁(はらだかおる)様、経済取引局企業結合課企業結合調査官(主査)の大宮俊吾(おおみやしゅんご)様を特別講師としてお迎えしました。原田様からは公正取引委員会とビジネスの関係、大宮様からは合併審査と経済分析についてそれぞれご講義いただき、グループワークも実施しました。

 

公正取引委員会では、かねてより、独占禁止法の意義や役割等の理解を促進するために、中学生、高校生及び大学生をそれぞれ対象として、職員を講師として派遣しての「独占禁止法教室」を開催されています。今回もその一環として原田様、大宮様がご登壇くださいました。

 

【ご参考】公正取引委員会 学生向け「独占禁止法教室」~出前授業~

https://www.jftc.go.jp/houdou/kohokatsudo_2/dokkin/index.html

 

今回のご講義では、競争の役割や独禁法上の問題行為について、事前課題や演習も取り入れながら学びました。学部生の関心が高い多くの最近の事例に触れていただきながら、企業活動のグローバル化や経済のデジタル化への対応についてもご説明くださいました。また、経済分析についての詳細なご説明をいただき、そのうえで、小売店の合併事例に基づくグループワークも行いながら理解を深めました。

 

履修生からは、「時々質問を投げかけていただいたり、ときには笑いが起きたりと、大人数教室での授業にも関わらず、距離が近い講義だと感じ、楽しく学ぶことができた」、「ビジネスの世界で、公正取引委員会がどのような役割を果たしているのか知ることができるとても良い機会であった」、「公正取引委員会の審査の難しさやデータ分析をするために経済分析用に整理する大変さが印象的だった」など、さまざまな感想が聞かれました。

 

今後も国際経営学部では実務の最前線におられる専門家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。