国際経営学部

人工知能学会にて、国際経営学部一期生の愛川真理さんが研究会優秀賞を受賞しました

2022年度の人工知能学会での理事会(第389回)におきまて、国際経営学部一期生の愛川真理さん(現在はデロイト トーマツ コンサルティング合同会社に勤務)の研究発表が2022年度研究会優秀賞に決定し、2023623日に授賞式がオンライン形式で行われました。

対象論文は、2022930日に開催されましたことば工学研究会(SIG-LSE-C301-1)にて発表された題目「アートが人の内在化に及ぼす影響アートワークを通じて大学生の意識の変化を探索」です。

 

本論文では、対象を大学生と設定し, 「短期間のアートに関するワークを行うことで大学生が4つのアートパワーを内在化できる可能性があるのか検証を行うこと」を目的としています。4つのアートパワーとは, 書籍「アート・イン・ビジネス」で提唱されたアートによって得られる4つの力:問題提起力, 想像力, 実践力, 共創力であり、この4つのアートパワーを基に12の細分化指標を設定し実験を行いました。その結果、被験者の日常の行動特性から, 元々自律思考と共感の特性がある人達に対してアートワークは一定の効果をもたらすものであると推察されました。更に、想像力の内在化の可能性が高い被験者は印象派の絵画を好む傾向があるのではないかという仮説を見出しました。

本論文は人工知能学会誌7月号会告に掲載され、同学会誌「人工知能」Vol.38 No.5(20239月号)の特集「2022年度研究会優秀賞受賞論文紹介」にて紹介される予定です。

 

国際経営学部では、これからもビジネスを研究の側面から探究し続けていく所存です。

 

愛川真理さん(第一著者)、中村潤教授(第二著者)の研究会優秀賞の表彰状

 

人工知能学会での研究会優秀賞の選考方法・審査基準を含む受賞者の一覧:
https://www.ai-gakkai.or.jp/about/award/jsai_award-sig/