国際経営学部

国際経営学部「グローバル経営におけるルール形成戦略」(担当教員:教授 国松麻季)に講師として三菱UFJリサーチ&コンサルティング持続可能社会部の迫田瞬研究員および村中潤研究員をお招きしました

迫田研究員からわかりやすいご説明をいただきました

2022年11月29日、国際経営学部の専門科目「グローバル経営におけるルール形成戦略」(担当教員:本学部教授 国松麻季)において、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社より持続可能社会部研究員の迫田瞬様と村中潤様を多摩キャンパスForest Gateway Chuoにお招きし、講義とディスカッションを実施しました。

 

同科目では、グローバル経営を成功させるために必要な「売るためのルール」である国際標準、規制、制度、仕組みを形作り、動かしていくためのルール形成戦略に必要な知識を、実例を通じて学んでいます。

 

ゲストスピーカーとしてお迎えしたお二人は、循環経済型ビジネスモデルの定着や活用に寄与すべく、国際標準化機構(ISO)における国際規格策定にエキスパートとして参加され、循環経済および希土類(レアアース)の分野で活躍されています。ご講義では、戦略立案・分析・協議などの国際的なルール作成の全体的な流れや、各国担当者とコミュニケーションをとりながら信頼を得ていくことの重要性などについて、豊富な情報を含む資料や交渉時の写真などもお示しいただきながら、実体験に基づくお話をお聞かせいただきました。

 

学生から寄せられた感想には、「自分たちが何気なく生活している中にもルールは存在しており、そのルールがいかにして形成されるかを学ぶことが出来た」「制度構築の事前準備として、会議の休憩時間といったフリーな時間で各国のキーパーソンと対話することで、合意形成を有利に運んでいるというお話が印象に残った」といった、ルールやその形成過程に迫ることができたとの実感が示されているものがありました。さらに、「広い視野でのルール形成を学べて、今後の人生にも生きてくるような学びがあった」「英語力が今後必要になってくるというアドバイスを受けて、英語学習により励もうという気持ちも芽生えた」「ルール形成に関わる仕事は、やれることは何でもやる情熱が求められ、やりがいのある仕事なのではないかと感じた」といった声もあり、学生の大学での学びや将来のキャリア探索にとって刺激と示唆に富む講義となりました。

 

今後も国際経営学部では実務の最前線で活躍される専門家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。