国際経営学部

国際経営学部の中村潤、楊川ゼミがアルプス物流への見学調査を行い、輸出入ビジネスを学習、体験しました

2022年11月15日(火)に中央大学国際経営学部の中村潤と楊川の両ゼミ生合わせ15名で、「輸出入ビジネスと物流」をテーマに、(株)アルプス物流大井営業所の見学調査を実施しました。

アルプス物流は、電子部品の保管・運送・フォワーディング等のサービスを一貫して提供する「総合物流企業」で、海外に多数の拠点を持ち、日々進化する「最適物流」をより多くのお客様に提供する事を目指し、事業をグローバルに展開している企業です。

 今回の参加者は、中村潤ゼミからは、中村教授、杉本大樹、谷村将太朗、村田漣太郎、鴨田遥平、波多野鈴夏、益本藏磨、楊川ゼミからは、楊川准教授、吉井亜依、高橋司、LIU Tianhua、TONG Jiacong、YANG Xiaodong、GUO Youyou、他のゼミからはHUANG Yuemingの計15名でした。

見学調査は3時間40分(14:00~17:40)。長時間かつ充実した内容でした。中大のOBでいらっしゃる執行役員の栗田幸武様はご多忙にもかかわらず自ら会社について説明してくださり、学生との懇談の時間も作ってくださいました。またその他、各部門の課長や専門家の皆様、計8名からは輸出入の流れや通関についてのご説明があり、その後はOBとの座談会が行われました。今回は特別に「保税蔵置所」と呼ばれる「税関の審査を受けるまで輸入品を一時保管する倉庫」も見学することができました。

見学調査をしたことで、教室ではなかなか学ぶ機会がない輸出入や通関業務の実務など現場の様子を自分の目で「見て・学び・考える」貴重な体験をさせていただきました。学生からは、「アルプス物流の輸出入業務について様々な知識だけではなく、電子部品などが安全に日本に届くまでには輸出入業務のすべてが欠かせないことを学習できました。また、天候や災害、コロナウイルス、ロシアウクライナ問題など物流業界にも多くの課題があることも知りました。一つ一つの仕事が重要である輸出入業務だからこそ、責任感が必要で、やりがいのある仕事だと思いました」との感想がよせられました。

座談会では、実際に現場で業務を行っている中大OBの方のお話を聞くことができ、同窓ならではの交流ができました。具体的には、入社を決めた理由、働きやすさ、将来性、成長できる環境、やりがい、中国語や英語の大切さ等が話題となりました。実社会で立派に活躍している先輩の姿は、学生にとっては憧れであり、心強い存在に感じられたものと思います。

最後に役員の栗田様から、「中大生の活発な質問・意見に少々圧倒されましたが、逆に頼もしさと『質実剛健』の校風が脈々と受け継がれていることに感銘を致しました」と、ありがたいお言葉を頂きました。

今回の見学調査は、本学の「建学の精神」である「實地應用ノ素ヲ養フ」教育を重視した実践的な活動の一環であり、参加した学生達には実際に自分の目で見て学ぶことの大切さを知る貴重な一日となりました。

国際経営学部では今後も経営学や経済学、地域研究等の専門知識の学習に加え、学生の視野を広げられる実務的な学び、体験の機会を作り、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。

 

中央大学国際経営学部:https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/globalmanagement/

アルプス物流(株):https://www.alps-logistics.com/

中村(潤)研究室:https://j-nakamuralab.com/ja/introduction/

楊研究室:https://yosen-seminar.mystrikingly.com/