豊富な実例を通じたご講義により学生の理解が深まりました
国際経営学部の専門科目「グローバル時代の競争法」(担当:国松麻季教授)において、6月23日、公正取引委員会事務総局審査局第三審査上席審査専門官の原田郁(はらだかおる)様より「公正取引委員会との責務とビジネスの関係」と題してご講義いただきました。
公正取引委員会では、かねてより、独占禁止法の意義や役割等の理解を促進するために、中学生、高校生及び大学生をそれぞれ対象として、職員を講師として派遣しての「独占禁止法教室」を開催されています。今回もその一環として原田様がご登壇くださいました。
【ご参考】公正取引委員会 学生向け「独占禁止法教室」~出前授業~
https://www.jftc.go.jp/houdou/kohokatsudo_2/dokkin/index.html
ご講義では、競争の役割や独禁法上の問題行為について、事前課題や演習も取り入れながら学んだうえで、企業結合については最近の実例に基づくグループワークも行い理解を深めました。ご講義のなかでは、学部生の関心が高い企業活動のグローバル化や経済のデジタル化への対応、環境問題やSDGsへの取組の評価(いわゆる「グリーン問題」)についてもご説明いただきました。
履修生からは、「独禁法により消費者の利益が守られていることが分かった」、「公正取引委員会で実際に働く方のお話をお聞きする貴重な機会」であり、「競争を守ることや公正取引委員会の重要性への理解が深まった」、「今後、報道などにより注目していきたい」といった感想が聞かれました。
今後も国際経営学部では実務の最前線におられる専門家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。
充実した講義資料をご準備いただきました
国際経営学部の3、4年生が履修する専門科目です