国際経営学部

2022年5月6日、国際経営学部の専門演習Ⅱ(担当教員:楊川)において、日系自動車メーカーでご勤務されている右田和義様をゲストスピーカーにお迎えし、「海外営業からみたEPAと海外勤務におけるキャリア形成」というテーマでご講演頂きました

講師の右田和義様のご講演を拝聴する国際経営学部生

2022年5月6日、国際経営学部の専門演習Ⅱ(担当教員:楊川)において、日系自動車メーカーでご勤務されている右田和義様をゲストスピーカーにお迎えし、「海外営業からみたEPAと海外勤務におけるキャリア形成」というテーマでご講演頂きました。専門演習の15人の学生以外に、中村潤教授と同ゼミ生の一部にも参加していただきました。ご講演はハイブリッド型で開催されました。右田様は日系自動車メーカーの営業部門において活躍されており、南米チリ国への出向経験があり、長年に渡り海外営業経験を積まれております。講義の内容は以下3点です。

①自動車業界における日系自動車メーカーのポジション

②海外ビジネスにおけるEPAの活用

③海外駐在経験とキャリアプラン

「特定の領域で、“明確な売り”となるスキルを身に着けること」といった尖ったキャリア形成とローカル言語の学習の重要性、海外駐在中の苦労談、現地の方との信頼関係構築方法等について経験を語って頂きました。講義終了後、学生より、「新卒で営業として働くメリットは何なのか」、「海外で営業を成功させるにはどうすればよいのか」、「どのような人が営業向きなのか」、「学生時代のどのような経験が営業活動に役立つのか」等多くの質問がありました。

本講義を通して、EPAの活用が企業の生産と販売戦略に与える影響を学習することができたとともに、企業の実際の取り組みも知ることができ、EPAと経営の関係について理解をより深めることができました。また、経営における海外営業の重要性や知識のみならず、海外におけるキャリア形成の活きた情報を手に入れることができました。多様な海外経験をお持ちのOBをゲストスピーカーに招き講義を頂くことは、グローバルビジネスリーダーの育成に力を入れている国際経営学部の学生にとって大変意義があることだと思います。

今後も国際経営学部では実務と経営学の研究の最前線におられる専門家や実務家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。