清華大学社会学系李強教授のご講演の様子
国際経営学部の「入門演習」(担当教員:楊川)にて、国際的な視野をやしなう学習の一環として、2022年5月11日に、中国の清華大学社会科学学院・社会学系の李強教授にご講演いただきました。
講義テーマは「北京・東京・ソウルにおける都市経営研究」で、当該入門演習の15人の学生以外に、中村潤教授と同入門演習の学生、同専門演習の一部の学生、倉田紀子准教授と同入門演習の学生、中国語ビジネスコミュニケーション論(担当教員:楊川)の学生も参加しました。ご講演はハイブリッド型で開催されました。
李教授は、ご専門の社会学の分野で中国随一の研究者であり、清華大学の社会科学学院の院長を歴任されたほか、シカゴ大学、スタンフォード大学、ハーバード大学、エール大学等々でご講演するなど、世界的に有名な社会学者です。李教授にご講演いただけたことを大変光栄に思っております。
講義の内容は以下4点です。
①中国大陸における都市の発展に関する紹介
②北京 ・ 東京 ・ ソウルにおける市民・都民のリスク認知の比較
③北京 ・ 東京 ・ ソウルにおける市民・都民による社会的公平性への認知の比較
④北京 ・ 東京 ・ ソウルにおける市民・都民による生活上のストレス認知に対する評価
これらの内容は、グローバルビジネスリーダーの育成に力を入れている国際経営学部の学生には、大変興味深いテーマとなっています。李教授のお話から、それぞれの都市に関する総合的な知識だけではなく、国際人に必要な広い視野と柔軟な思考力、国際的素養を身につけることの重要性を学ぶことができました。
李先生のご講演の後、学生から、「学校の教科書では深く学べないこと、この授業を受けていない他の学生では知る事ができないことを学べた」との感想が寄せられましたので、ゲストスピーカー講演の期待された効果が得られたようです。
また、「私も何かを計画する際は、表面的なことだけでなく、内面まで考えられるようになりたいです。今回の講演では、歴史や問題などの幅広い知識を得るだけでなく、他にも応用できるような考え方も得ることができた」(学生の感想文より抜粋)など、知的な刺激を受けられたコメントもありました。
今後も国際経営学部では実務と経営学の研究の最前線におられる専門家や実務家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。