総務省「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」における道東エリアでの展開と発展に向けて、中央大学国際経営学部・中村潤研究室では、同開発実証を目指す株式会社三技協とともに、2022年2月24日、北海道網走市に提案を行いました。
提案内容は、ローカル5G・XR・教育・5つの産業を題材に、網走市がこれからも発展し持続可能な都市機能を充実させていくための、スマートシティ実現に向けた発案です。
株式会社三技協は、移動体通信やセンサーネットワーク技術を有しており、次世代技術である光無線通信やローカル5Gの分野も手がけています。
今回の本学側の役割は、同社の技術アドバイスを頂きながら、農業・畜産・漁業・医療・観光の産業別に10グループに分かれ、秋学期を通じて調査・検討を続け、ローカル5Gを前提としたメタバースやIoTなどの先端技術を活用した産業別の活用アイデアを企画するものです。途中、株式会社三技協が参加した総務省主催の「地域課題解決型普及促進プロジェクト導入計画策定支援」コンサルティング事業にも本学の学生が参加してきました。
網走市からは、本学の企画案に対し、各産業の担当者から、困難を経て得られる成功体験と、バーチャル化をすることでの利便性のバランスをどうとるか等、調査した課題に対して、課題に取り取り組む担当者として、さまざまな気づきもあった等ご指摘を頂き、大変有意義な場となりました。
中央大学国際経営学部では、産官学の連携した活動にも積極的に関わり、多くの学びの機会をこれからも作ってまいります。
今回の活動に参加したメンバーは、以下のとおりです。
3年生15名(順不同):
田島由唯さん、武藤沙耶さん、井出遥菜さん、渡辺涼介さん、今村心祐さん、愛川真理さん、横尾匡洋さん、内藤有香さん、杉本大樹さん、小森隆弘さん、黒澤優月さん、東祐太朗さん、田邉弾さん、伊藤優花さん、谷村将太朗さん
2年生17名(順不同):
三宅翔大さん、日高利緒さん、新井京子さん、加賀谷樹音さん、河村優芽さん、松島悠太さん、黒川愛莉さん、易浩暉さん、兼尾有紀さん、坂井結香さん、大塚瞭さん、山縣一郎さん、関野拓真さん、菊地美憧さん、藤原瑠さん、堀雄太さん、塩崎良汰さん
網走市公式サイト:https://www.city.abashiri.hokkaido.jp/
株式会社三技協HP:https://www.sangikyo.co.jp/company/
漁業向けスマートシティの企画提案資料の一部(国際経営学部2年生)
農業向けスマートシティの企画提案では、メタバース上のタブレット端末を用いた先物取引の様子をグラフィカル3D映像で披露した(国際経営学部3年生:今村心祐さん)