国際経営学部の専門科目「グローバル時代の経済関係法」(担当:教授 国松麻季)において、5月14日、公正取引委員会事務総局官房国際課の原田郁課長、石井雄太係長(中央大学法学部2011年度卒)を特別講師としてお迎えしました。
同科目では、ビジネス活動に関わる重要な法分野として、競争法を取り上げています。今回のご講義では、英語を中心に日本語でも補足いただきながら、市場における競争の重要性、競争を阻害する行為、世界における競争法の広がりなどについてご講義いただきました。公正取引委員会の国際的な展開を主導される立場の原田課長からは、日本企業と海外企業の合併において日本と海外の当局間の情報連携に係るグループワークを出題いただき、国際的な連携の意義をご説明いたしました。また、開発途上国に対する技術支援をご担当される石井係長からは、日本による海外への技術支援が日本企業に与えるメリットについてのグループワークによって考察を深めるとともに、技術協力の現状や課題について理解する機会をいただきました。
履修生からは、「相手国との文化的差異で困難があるというお話が、現場の課題としてとても印象的だった」、「技術支援においては相手国と日本の文化的な背景の違いも汲み取る必要があることに驚きを感じたと同時に、異文化理解力の必要性も強く感じた」「公正取引委員会の具体的な業務をイメージできていなかったが、講義を通じて、諸外国との連携など業務の幅広さに興味を持った」、「国際的な企業買収や海外への技術支援についてのディスカッションを通して、競争法が日本国内だけでなく国際的にも大きな役割を持っていることを学んだ」など、さまざまな感想が聞かれました。
公正取引委員会では、かねてより、独占禁止法の意義や役割等の理解を促進するために、中学生、高校生及び大学生をそれぞれ対象として、職員を講師として派遣しての「独占禁止法教室」を開催されています。
【ご参考】公正取引委員会 学生向け「独占禁止法教室」~出前授業~
今後も国際経営学部では実務の最前線で活躍される専門家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。