国際経営学部
【国際経営学部】専門演習Ⅱ(担当教員:木村剛教授)において、2025年7月28日~31日の日程で徳島県三好市の現地調査を行いました
2025年09月02日
本ゼミでは、PBL(Project-Based Learning)として、オウライ株式会社(徳島県三好市)の協力のもとコンサルティングプロジェクトに取り組み、企業課題の解決に取り組んでいます。今回の現地調査では、オウライ社の西崎社長に対するインタビューの他に、当該施設の宿泊客、市役所観光課、同業の宿泊業者、近隣観光地での観光客などに対してインタビュー調査を行いました。また、池田高校生徒、徳島大学に訪問中の台湾からの留学生との議論の機会を持ちました。
終了後、学生からは「実際に現地を訪れて、三好市内を歩き回って、ヘソキャンプに宿泊したことで、訪問前に自分が持っていたイメージと実際の様子にズレがあったことが分かった」「ディスカッションの時に、何気なく『自然がすごいよね』と言ったら、『日常の景色だからすごさがわからない』と言っていたのが印象的だった。そこに住んでいる人と、そこをただ訪れる観光客とでは感じることが違う、ということを顕著に感じることができた」「今回の現地調査は、事前に立てた計画をそのまま実行する以上に、臨機応変さが求められる経験となった。実際、予定していた通りにスケジュールが進むことは少なく、突然インタビューの機会が得られたり、思いがけず地域の行事に参加させていただいたりと、想定外の展開が多くあった」「今回の現地調査は、単なるフィールドワークを超えて、チームメンバーとの『人と人との信頼関係』の大切さを痛感する経験となった。出発前は、『仮説が正しいかどうか』や『有力な調査結果を得られるか』という“成果”に意識が偏っていたが、実際に三好市役所や民宿の経営者と話す中で『協力してくれる人がいるからこそ、私たちの活動が成立する』という根本に気づいた」といった感想が聞かれました。
今後も国際経営学部では、実務の最前線で活躍されている専門家の講義や対話の機会を設け、探究心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。

訪問調査の成果報告会

オウライ株式会社西崎社長インタビュー

池田高校生徒、徳島大学留学生とのディスカッションセッション

阿波池田うだつの家・たばこ資料館訪問