国際経営学部

日本ネーミング協会と国際経営学部の特別演習A(担当:飯田朝子)が、第2回コラボ授業を行いました

日本ネーミング協会の理事・会員が開催する月例研究会(ね月会)と国際経営学部の特別演習A(広告文案演習)との第2回コラボレーション授業を開催しました。日本ネーミング協会は2018年に設立され、ネーミングの「重要性」を広く社会へ発信し産業の発展に寄与することを目的とした団体で、毎年12月に日本ネーミング大賞を主催しています。

昨年の第1回はオンラインでの授業でしたが、7月1日(火)3時限目の今年は、岡田直也事務所/コピーライターの岡田直也氏、株式会社サン・アド/コピーライター/クリエイティブディレクターの大友美有紀氏、株式会社なるみ物産の内田文氏、そして日本ネーミング協会事務局の山口晶子氏を多摩キャンパスの教室にお招きしました。Webexにて、株式会社ラパンアジルの寺内美知子氏にもご参加頂きました。

今回の課題は「ドラッグストアで販売されている商品の中から1つを選び『自分たちだったらもっと良いネーミングにする』と思うものを、各グループで話し合い、リ・ネーミング(改名)の提案をする」というものでした。

リ・ネーミングにあたり、履修生たちは、実際にドラッグストアを訪れて商品棚やディスプレイ、競合商品を確認するフィールドワークを行い、歯磨き粉、菓子、飲料、化粧品などを選定。どのようにリ・ネーミングしたら、より商品が魅力的に見えるか、商標や音の効果も調べ、消費者とのコミュニケーションを円滑にする工夫を凝らし、提案をスライドにまとめました。

ネーミングの専門家からは「興味深いプレゼンテーションでした」とお褒めの言葉を頂く一方、「ライバル商品の分析が不十分」「総合的なブランディングの視点からリ・ネーミングを行うべき」「大学生が知らない商品が、市場で売れていない商品というわけではない」「商品の分類や製法の違いの理解をもっと慎重に」といった、マーケティングの面から専門的かつ具体的なアドバイスをたくさん頂きました。

        自身が今まで気づかなかった観点を指摘され、目からウロコが落ちる場面も。

普段は消費者として商品のネーミングに触れていることが多い学生達ですが、市場にはこんなにも細かいルールや戦略があることを知り、熱心にメモを取っていました。頂いたアドバイスを参考にして、より良い「リ・リ・ネーミング」にも取り組むことになりました。

ここで学んだ知識と経験は、新たな企画や組織などを立ち上げたり、新商品を開発する際に大いに役立つものとなるでしょう。国際経営学部では、今後もクリエイティブな経験を通じて、知識と実践力のある人材を育成する授業を展開してまいります。