2025年6月28日、国際経営学部の専門演習Ⅱ(担当:国松麻季教授)で、スマートシティ調査研究プロジェクトの一環として石橋クリニックをオンラインで訪問し、石橋様にインタビュー調査を行いました。
国際経営学部は、一般社団法人スマートシティ・インスティテュートの賛助会員としてさまざまな活動を行っています。その一環として、専門演習Ⅱ(国松麻季担当)では、スマートシティを題材に、グループワークによる課題発見と解決策の検討を進め、7月22日はスマートシティ・インスティテュート主催のウェビナーにおいて研究発表を実施する予定です。
今回は4名の学生が石橋クリニックを訪問し、地域における「かかりつけ医」としての役割や、多職種連携の実際についてお話を伺いました。先生は総合医療を軸に、医療・介護・福祉の垣根を越えた支援に尽力されており、地域の健康を支える中核的な存在であることを実感しました。

また、MCSやID-Linkなどのデジタルツールの活用と、電話・紹介状といったアナログ手段を状況に応じて柔軟に使い分けている点が印象的でした。特に「顔の見える関係」がもたらすスムーズな情報連携の重要性について、現場ならではの視点で学ぶことができました。
さらに、マイナンバーカードを活用した将来的な医療情報共有や、医療DXの展望についてもご意見をいただき、地域医療の未来像を具体的にイメージする貴重な機会となりました。
今回の訪問を通して、現場のリアルな課題と工夫、そして地域に根ざした医療の意義について深く学ぶことができ、今後の研究や実践に活かしていきたいと考えております。また、公式情報では得られない現場の詳しい運用や課題を知ることができ、今後の研究を深めるうえで非常に有意義な訪問となりました。
スマートシティは、持続可能な社会構築に寄与するものであり、世界各国でも広がりつつある取り組みです。
経営戦略、政策策定、法制度、社会課題解決などさまざまな切り口から、国際経営学部の研究や学びと親和性の高さを活かし、連携活動を行っていきます。