
原田企画官の明快なご説明
国際経営学部の専門科目「グローバル時代の競争法」(担当:教授 国松麻季)では、6月12日、消費者庁制度課の原田郁企画官と梅澤舞政策企画専門官を特別講師としてお迎えしました。
消費者法になじみのない国際経営学部生のために初修者用のご講義を英語でご準備いただきました。
身近な消費者トラブルを素材とするクイズでの導入に続き、グループワークも交えながら消費者庁の機能や消費者契約法への理解を促していただきました。さらに、高齢化・デジタル化による消費者の脆弱性の高まりのなか、消費者法の今日的な課題と将来に向けた展望を解説していただきました。
履修生からは、「消費者庁が普段どのように人々の生活を支えているのか、どのような日本の未来を構想しているのか知ることができた」「消費者契約法の枠組みや、クーリングオフの制度について理解が進んだ」「高齢な消費者等を念頭に置いた制度設計の議論がとても興味深かった」など、さまざまな感想が聞かれました。
今後も国際経営学部では政策実務の現場を担われるプロフェッショナルとの対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。

グループワーク中の梅澤政策企画専門官による和やかなご指導

消費者トラブルをめぐるグループワーク