国際経営学部

【国際経営学部】2024年11月28日「アジア経営論」(受講者128名)にて須原誠氏にご講演いただきました

 

2024年11月28日「アジア経営論」(担当教員:本学部教授 木村有里)(受講者128名)にて須原誠氏に講演いただきました。須原先生は、エストニア共和国全権大使特別補佐官及びEnterprise Estoniaの日本代表として、エストニア企業の日本進出、日本企業のエストニア共和国への進出・投資、日本全国の基礎自治体のDX化、スマートシティ/スーパーシティ政策の企画・立案・実行を支援したご経験があります。また、大手コンサルティングファームに勤務されていたことから、米国、中国、シンガポールほか東南アジアでの豊富なビジネス経験をお持ちです。

今回は、「華僑型経営戦略中心のアジア経済圏における日本型経営戦略の課題:国際経営戦略における外部環境分析PEST分析の視点から」"Challenges of Japanese Management Strategies in an Asian Economic Sphere Dominated by Overseas Chinese Business Strategies: A Perspective from PEST Analysis in International Management Strategy Environmental Scanning”のテーマで、英語で講演をしてくださいました。グローバルな視点での情報収集、そこからIntelligence(インテリジェンス)に昇華させることの重要性、日本とは異なる発想で動く世界の動向、グローバルトレンドを踏まえた未来志向の戦略立案などを膨大な資料をもとに解説していただきました。大変に刺激的な内容であったことから、講義後も、学生たちが須原氏を囲んで、質問攻めにしていたのが印象的でした。

学生からは“I was impressed by the speaker's introduction of various forms of intelligence, including OSINT, HUMINT, SIGINT, MASINT, and FININT. Each form of intelligence has unique methods for collecting and analyzing information to transform it into actionable insights.”
「情報源を変えると情報が変わるということ、東京を知るためにはアメリカを知ることという言葉がとても印象的だった。インフォメーションとインテリジェンスの違いを意識して、日本だけの新聞や政府の意見にとらわれないように気をつけたい。」「華僑型経営は、柔軟さとネットワークの活用が強みで、アジア市場では特に効果的だと学びました。」などのコメントが寄せられました。

今後も国際経営学部では、実務と経営学の研究の最前線にいる専門家や実務家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。