国際経営学部

【国際経営学部】6月14日に財務会計論/会計学において、唐澤会計事務所所長 公認会計士・税理士 唐澤 寛先生にご講義いただきました

財務会計論/会計学(担当:本学部教授 原)は、主に財務諸表を通じてビジネスの実態について理解し、合理的な企業経営の基礎知識の習得を目的としています。その一環として、今回唐澤会計事務所所長 公認会計士・税理士 唐澤 寛先生に「タックスプランニング」についてご講演頂きました。

先生のご講演に先立ち、授業で「タックスと会計の関係」について学習し、唐澤先生のご講演資料を事前に配布して事前質問書を提出して頂きました。ご講演資料に基づいて①いつどのような税金を支払うのか②企業経営者の思考方法(会計上の利益も重要であるがキャッシュを最優先に考えること)③租税回避についてお話し頂いた後、事前質問書についての回答、学生の皆さんとの質疑応答をしました。学生の皆さんの関心は①キャッシュで物を考えるということと会計との関係、②租税回避スキームの内容と国税庁との攻防に集約されていました。

「節税スキームを指南するコンサルタントのことを信頼して脱税してしまった結果、企業側が損害を被るといったことにならないためにどういった知識を持つべきか?」「会計上の利益とキャッシュのプラスとどちらを優先すべきか?Amazonは赤字であっても資金繰りがいいので事業がうまくいっていると聞いているが、そういった戦略の妥当性はどうか?」といった鋭い質問があり、唐澤先生に熱心にご回答頂きました。実務的観点からご講演頂き、大変実りの多い授業でした。唐澤先生ありがとうございました。