国際経営学部

国際経営学部3年の専門演習Ⅱ(担当:国松麻季)は、スマートシティ・プロジェクトの一環として、奈良市東大寺を訪問しインタビュー調査を行いました

2024年6月11日、国際経営学部の専門演習Ⅱ(担当:教授 国松麻季)は、スマートシティ調査研究プロジェクトの一環として、東大寺を訪問しインタビュー調査を行いました。

国際経営学部は、一般社団法人スマートシティ・インスティテュートの賛助会員としてさまざまな活動を行っています。その一環として、専門演習Ⅱ(国松麻季担当)では、スマートシティを題材に、グループワークによる課題発見と解決策の検討を進め、7月16日はスマートシティ・インスティテュート主催のウェビナーにおいて研究発表を実施する予定です。

今回は4名の学生が、奈良県奈良市にある東大寺を訪ね、神社仏閣のキャッシュレス決済サービスの導入についての見解についてインタビュー調査を行いました。インタビューでは、東大寺の現状の入金手数料対策と合わせて、神社仏閣におけるキャッシュレス導入の懸念点や課題を教えていただきました。賽銭や授与料の支払いを含めた参拝客の宗教行為がキャッシュレス化に至るには、現在は心理的なハードルが高い故に時間がかかるとお答えいただきました。その上で、大仏殿内を見学させていただき、支払いの発生する授与所ならびに土産物店をご紹介いただきながら、キャッシュレス決済サービスの運用についてゼミ生とともに思案していただきました。訪問を通して東大寺のキャッシュレス決済サービスについての見解、神社仏閣の宗教行為のキャッシュレス化についての課題などを実際に見学することで大変多くの学びを得ることができました。

スマートシティは、世界各国に先進事例が広がりつつあり、持続可能な社会構築に寄与する今日的な課題です。経営戦略、政策策定、法制度、社会課題解決などさまざまな切り口から、国際経営学部の研究や学びと親和性が高いことから、今後も学部の特徴を活かしながら連携活動を行っていきます。