国際経営学部では、学部生が企業や公的機関を訪問し、早期の自己発見・キャリア構築のきっかけを得ることができる「企業訪問(Company Visit)」を実施しています。
本プログラム開始5年目となる今年度は、10社の企業、政府機関および団体のご協力を得て、2023年10月から12月までに延べ227名の学部生が訪問に参加しました。
12月20日には、企業訪問に参加した学部生が、訪問で得た知識などを英語でシェアするイベント、合同報告会を開催し、およそ70名の学生や教職員が参加しました。
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合同報告会に参加した教職員、CVS、参加者で中央大学の「C」ポーズ
この合同報告会では、参加した学生が、10つの訪問先毎にチームを編成してプレゼンテーションの準備を行い、訪問で得た学びを発表します。参加者からの質疑に答え、相互による理解を深める機会にすることで、学部生がこの企画を通じて学んだ内容を次の経験に活かし、学びを行動へ繋げることが目的です。
国際経営学部における「企業訪問(Company Visit)」は、"Company Visit Supporters(CVS)"という学部2年生有志10名が主体となり企画運営を行っております。新規訪問企業の開拓や学部生への告知、参加希望者の取りまとめ、計12回に渡る事前勉強会の準備・実施、訪問日当日の教員サポート、訪問後の報告書等取り集め、ならびに合同報告会に向けてのプレゼンテーションのサポートを含む活動を6か月間にわたり行いました。
2年生有志のCVSからは、
- 本年度のCVSの活動では、長期間組織の一員となり、重役を担うことを初めて経験した。学部教授陣と事務室の方々のご協力を得て、10人で培ったこの8ヶ月間の努力を通じて、各メンバーと自分の短所長所などの気づきがあったことから、それらに臨機応変に対応し組織を動かせていくというチャレンジング且つエキサイティングな経験ができた。
- CVSでの活動を通して、タスクの進め方や連絡の取り方など業務的なことから、チームで動くことやどのように大人数の企画参加者をリードするかなど組織運営まで学ぶことができた。また教授陣や事務室の方々、企業の方々にご協力いただきこの企画を遂行できたことで、これからの国際経営学部の発展につながるのではないかと思う。
- 自分が1年生の時は、訪問する側だったところ、CVSに入り訪問を引率する側の立場に立つことで、今まで気付かなかった数々のバックアップの存在に気付くことができた。また、CVS組織として周りのメンバーと連携し、訪問を成功させるという1つの目標に進んでいく中で、チームワークの大切さを学んだ。
- CVSでの活動を通して、SNSやmanabaなどでの情報発信やデジタルだけでなく対面での情報発信のメリットや重要性について考えるきっかけになった。また、チームとしてメンバーと連携して活動する中で、チームで活動する際の難しさや進め方を学ぶことができた。
といった感想が聞かれました。
国際経営学部は、国際経営に関する学問的な知識に加え、企業訪問をはじめとする独自の課外活動によって経験を積むことで、実践知を兼ね備えたグローバルビジネスリーダーの育成に努めてまいります。
■訪問先企業・公的機関(訪問日時順)

優勝チーム(経済産業省チーム)のCポーズ

準優勝チーム(JALチーム)のCポーズ

国松麻季教授によるご講評

木村剛教授によるご講評