国際経営学部

国際経営学部の専門科目「グローバル経営におけるルール形成戦略」(担当教員:国松麻季)において三菱UFJリサーチ&コンサルティングの国際標準化エキスパートによるワークショップを実施

国際標準化の経験が豊富な清水孝太郎ユニット長からのアドバイス

2023年秋学期の専門科目「グローバル経営におけるルール形成戦略」(担当教員:国際経営学部教授 国松麻季)では、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の国際標準化活動に精通するチームの全面的な協力により、4週間にわたる国際標準化ワークショップを実施しました。

同科目では、グローバル経営を成功に導くために必要となる国際標準、規制、制度、仕組みを形作り、動かしていくためのルール形成戦略に必要な知識を、実例を通じて学んでいます。

同科目では、グローバル経営を成功に導くために必要となる国際標準、規制、制度、仕組みを形作り、動かしていくためのルール形成戦略に必要な知識を、実例を通じて学んでいます。

今年度の授業においてタイアップした三菱UFJリサーチ&コンサルティングの持続可能社会部 環境・エネルギーユニット 清水孝太郎ユニット長が率いるエキスパートチームは、国際標準化機構(ISO)における国際規格策定の実務において実績を挙げており(清水氏は2022年ISO Excellence Award受賞者)、国際標準化の手法や背後にある考え方を若い世代に伝えることに取り組まれています。

今回のワークショップでは、世界的なルール形成で用いられる技能や知識を伸ばしていくことを目標とし、関係者の利害関係を読み取りながらの合意形成、関係者から賛同が得られる新たなルール提案(新規業務項目提案)、賛成票を増やすためのロビイングなどを、各国代表団の立場で実践しました。持続可能な社会を実現するためのエネルギー政策に関わるテーマについて、5カ国のグループによる3か国語を駆使した国際経営学部らしい時間となりました。

グループ毎に自国や交渉相手国の立場を分析し、交渉戦略を練り、交渉会合やロビー活動を行い、最終的には提案に対する投票を行うという一連の活動について、参加した学生からは、「座学だけでは分からない部分も実践的に理解できた」「クラスメートと多くのコミュニケーションをとることで知識が深まった」「将来、多くの場面で応用できる経験となった」といった声が聴かれました。

今後も国際経営学部では、高い専門性を持ち実務の最前線で活躍される方々のご協力を得て、実践的で特徴ある取り組みを行い、視野を広げる学びを通じてグローバルリーダーの育成に努めてまいります。