「街角広告マニア」を自称する加藤誠也さん(中央)を囲んで
広告キャッチコピーの書き方やオーディオ広告の発想を学ぶ特別演習A「広告文案演習」(担当:飯田朝子教授)では、2023年11月21日、株式会社ビズパ・マネージャーの加藤誠也氏を招いて「SNSでバズった屋外広告5事例から学ぶ、キャッチコピーの極意」と題した講演会を開きました。
加藤氏は、屋外広告の事例を1万点以上収集し、専門家としてメディアで活躍されている自称「街中広告マニア」。今回は、豊富なコレクションの中から渋谷駅・新宿駅・中央大学明星大学駅で掲示されているポスターや看板広告と、それらに書かれているキャッチコピーについて詳しいお話を伺いました。
「『屋外広告』は景色の一角でしかないものである」という出発点から、私達がよく目にする屋外看板、駅広告、屋外ビジョン、フラッグ、車内中吊り広告などの機能・規模や地域性、掲示場所による広告費の違い、道行く人々との接触時間、そして屋外広告掲出までの手続きの流れを、美しいスライドを投影しながら分かり易く解説して頂きました。
その場で広告と遭遇した人々の気持ちをつかむための工夫と、印象に残るキャッチコピーの魅力について学ぶ下りでは、看板に掲出されているコピーは何か当てるクイズが出題されて盛り上がりました。イタリア語学学校に行きたくなる文案を屋外広告に添える練習もグループで行う時間もあり、履修生たちは専門的な知識だけでなく、創作面でも多くの"気づき"をもらいました。
最後に「そのコピー、誰に向けたもの?」を明確にすることで、よりターゲットに刺さるキャッチコピーが書けるようになると加藤氏はアドバイス。学生達は皆、真剣な表情でメモを取っていました。
中央大学国際経営学部では、これからも学生達のクリエイティブな活動の機会を増やす、特色ある教育を推進してまいります。
渋谷駅や新宿駅に掲出された最新の屋外広告事例から、キャッチコピーの重要性を学びました。
キャッチコピーを制作するグループワークの時間。広告業界の専門家に、直接質問ができる貴重な機会でした。