渋谷区役所
2023年5月12日、国際経営学部の専門演習Ⅱ(担当:国松麻季教授)は、スマートシティ調査研究の一環として、渋谷区役所危機管理対策部防災課を訪問し、インタビュー調査を行いました。
国際経営学部は、一般社団法人スマートシティ・インスティチュートの賛助会員としてさまざまな活動を行っています。その一環として、専門演習Ⅱ(国松麻季担当)では、スマートシティを題材に、グループワークにより課題発見と解決策の検討を進め、7月20日はスマートシティ・インスティチュート主催のウェビナーにおいて研究発表を行う予定です。
グループのひとつは、「災害時に安全に過ごせるまちづくり」に着目して研究を進めています。そこで、国内外からさまざまな人々が集まる環境を持ち、また、帰宅困難者問題に対して意欲的に課題解決に取り組んでいる、渋谷区役所危機管理対策部防災課を訪問しました。
防災課職員の方々からは、チームで用意した事前質問に対し、さまざまな資料を交えながら詳細にお答えいただきました。特に、災害時における情報伝達について、災害時だからこその課題をふまえながら、災害ポータルの普及を中心としたさまざまな取り組みをご紹介いただきました。また、帰宅困難者対策について周辺の区と足並みを揃えて行うこと、災害時は1人でも多くの命を守ることといった、研究を進める上で重要視するべきことをご教示いただき、学生が学びを深める機会となりました。
スマートシティは、世界各国に先進事例が広がりつつあり、持続可能な社会構築に寄与する今日的な課題です。経営戦略、政策策定、法制度、社会課題解決などさまざまな切り口から、国際経営学部の研究や学びと親和性が高いことから、今後も学部の特長を活かしながら連携活動を行っていきます。