国際経営学部

国際経営学部の学生が学会・研究会に発表しました【続報・更新】

情報科学技術フォーラム(以下FIT2022913-15@慶應義塾大学)、人工知能学会・ことば工学研究会(2022930日~101日@中央大学)、第11回マーケティングカンファレンス(2022年1016日@法政大学)にて、国際経営学部の計7人の学生(中村潤研究室4年生)が発表しました。

 

今村心祐さんは最適化ルート探索するアルゴリズムの開発を手がけており、「強化学習を用いた Dynamic Window Approach(DWA)パラメータの最適化手法」と題して、FITでの機械学習のSIG(Special Interest Group)にて発表しました。

中山春樹さんはRaspberry Piを用いてインタラクティブな音声会話を目指す研究に取り組んでおり、「IoTを活用した農無人販売機の開発〜新しい野菜販売の模索〜」と題して、FITでのシステム開発のSIGにて発表しました。

 

愛川真理さんは、最近注目されているアートの経営へのインパクトに関心をもち、アートが人にいかなる内在化を及ぼしているのかの研究に取り組んでおり、「アートが人の内在化に及ぼす影響-アートワークを通じて大学生の意識の変化を探索―」と題して、ことば工学研究では、トップバッターとして発表しました。

古川瑛美子さんは、「俳句における発想とイノベーション・アイデア」と題して、俳句のアイデアが生起する確率過程を定量的な分析で試み、既存のアイデアを利用することや、独創的なイノベーションが生起する知見を発見しました。

杉本大樹さんは、「『100日後に死ぬワニ』から見る「バズ」と「炎上」がコンテンツに与える影響に関する考察」を発表しました。TwitterのテキストデータをTwitter API Academicを介して収集し、感情分析・キーグラフ分析を用いて、バズ・炎上が人々の感情に与えた影響の変化の様相を抽出しました。

 

11回マーケティングカンファレンスで発表された内藤有香さんと谷村将太朗さんは、ともにフルペーパーを投稿し査読を経て採録されました。内藤有香さんは、アパレルセレクトショップの宣伝用動画の効果を、ユーザー目線で視線計測を用いて分析を行いました。谷村将太朗さんは、TikTokによる就活向けの人材募集動画に対する企業イメージを多角的に統計分析し、そのリスクと効果を考察しました。

 

発表した7人の学生は、初の学会・研究会デビューであり緊張した面もありましたが、インタラクティブで活発な議論を通じて、研究というものはどういうことなのか、自分の考えとは違った側面の指摘を受けて、思考力の深さに刺激を受けた、素晴らしい経験になりました。

 

国際経営学部では、机上の学びだけではなく、実験や開発の成果発表を通じて、研究に取り組む学外の企業に勤める社会人や学者などさまざまな方との接点をもち、思考技術の鍛錬を続けています。