国際経営学部

国際経営学部「ダイバーシティマネジメント論」(担当教員:教授 堀眞由美)において、NTTコムエンジニアリング株式会社サービスネットワーク部テクニカルマネジャー岡田譲氏をお招きし、「情報通信業界におけるダイバーシティマネジメントの取り組み」についてご講演いただきました

2022年6月7日、国際経営学部「ダイバーシティマネジメント論」(担当教員:教授 堀眞由美)において、NTTコムエンジニアリング株式会社サービスネットワーク部テクニカルマネジャー岡田譲氏をお招きし、「情報通信業界におけるダイバーシティマネジメントの取り組み」についてご講演いただきました。

日本と世界をつなぐ国際海底ケーブルを、24時間365日監視運用保守しているCable Network Operation Center(Cable NOC)は、11ヵ国のメンバー(外国籍7割)で構成されています。国籍、年齢、宗教等のバックグラウンドが異なるメンバーが、お互いを尊重し合い、認め合って、ダイバーシティ&インクルージョンを実現していることをお話いただきました。世界をつなぐ国際海底ケーブルが、衛星通信よりも利用率が高く、情報社会では欠かせないインフラとなっていること、海底ケーブルによる通信を途切れさせないよう、日々、徹底した対策や丁寧なメンテナンスが行われていることを伺い、学生達は驚いていました。当日は、見る機会がない海底ケーブルの模型をお持ちいただき、学生は実際に手に取り拝見することができました。後半からは、NOCのチームメンバーがオンラインで講義に加わっていただき、ダイバーシティの取り組みで気をつけていること、英語でのコミュニケーションは失敗を恐れずチャレンジすることなどアドバイスをいただきました。

 講義後の質疑応答では、「チームの運営で心掛けていること」「メンバーのモチベーションを高めるにはどのような工夫をしているか」「組織を上手くリードするには」など学生からの質問に対して、岡田氏は「チーム運営は、一人一人、強みと弱みがあるので、強みを活かせるように上手く組み合わせるようにしている。モチベーションについては、小さな成功体験を積ませることによって自信になり、モチベーションに繋がる。メンバーの中で核となる人材を見つけて、そこを中心についていく人を増やしていくやり方をして組織をまとめている。」と回答をいただき多様化するグローバル社会での組織やチームのあり方を学ぶ良い機会になりました。

今後も国際経営学部では、実務の最前線で活躍されている専門家の講義や対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。