国際経営学部

国際経営学部の専門演習Ⅰ(担当教員:本学部准教授 国松麻季)において、財務省関税局より、経済連携室室長 井田直樹 様をオンラインでお招きし、税制行政・関税技術協力・経済連携協定(EPA)についての講義とディスカッションを実施しました。

2021年02月08日

最後に記念撮影:オンラインでの講演会でしたが、有意義な時間が過ごせました。

2021年1月28日、国際経営学部の専門演習Ⅰ(担当教員:本学部准教授 国松麻季)において、財務省関税局より、経済連携室室長 井田直樹 様をオンラインでお招きし、税制行政・関税技術協力・経済連携協定(EPA)についての講義とディスカッションを実施しました。

 

はじめに税関の組織や使命についてご説明いただき、安心・安全な世界規模の貿易のために税関が行っている業務内容に対する知見を広げました。また、第二参事官室国際協力専門官としてご活躍された経験をもとに、日本が開発途上国税関の能力向上を目指し関税技術協力を行う意義を熱心に語っていただきました。技術協力を通して開発途上国支援することで、支援国税関の改革・近代化に貢献するだけでなく、現地の方々との温かな信頼関係を築くことの大切さについても言及され、学生は興味津々にお話を聞きました。

 

さらに、経済連携協定(EPA)に関しては、専門的で複雑な情報の解釈を要する分野ではありましたが、具体的な例を用いて説明をしていただいたり、質問形式でコミュニケーションを取ったりしながら理解を深めました。参加した学生から、「国の経済を支える貿易において、協定はどの国にとっても自国の産業や利益を守る重要なものであり、妥協点や納得する部分を探すのにとても時間がかかるということを聞き、条約や協定の一つ一つにはそれぞれの国の強い思いがあると感じた。」との声があります。

 

当日は、2年生のゼミ生に加え、ゼミへの体験参加を希望する1年生も迎え、合計25名の学部生が出席しました。

 

新設2年目を迎えた国際経営学部で今期から開始された「専門演習I」では、少人数のクラスで専門分野での学びを深めていきます。国松麻季の専門演習では、グローバルビジネスとかかわりの深い法制度や政策に注目し、関心業種ごとにグループワークを行い、実務家の方々のお力添えをいただきながらゼミ生が主体的に学んでいきます。

 

今後も国際経営学部では実務の最前線におられる専門家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。