法学部藤原 杏佳

プロフィール

学科学年 国際企業関係法学科4年
出身地 京都府
出身高校 宮城県宮城第一高等学校
趣味・特技 ハイキング・書道
キーワード 留学、国際交流
掲載年月日 2017年2月21日

中央大学法学部を選んだ理由を教えてください。

高校の政治経済の授業をきっかけに、大学で法律を学びたいと考えるようになり、法科の長い伝統があること、興味のある環境法を学べること、また、国際交流が盛んなことから、中央大学法学部を選びました。キャンパスが静かな場所にあり、落ち着いて学べる環境が整っていながらも、東京中心部へのアクセスがよく、キャンパスを飛び出して多様な経験を積むことができるということも、魅力の一つでした。

法学部での学びについて。特に興味を持って受講した授業や、力を入れて学んだことについて教えてください。

心に残っているのが、1年次に履修した「法学」の授業です。毎回の授業でドキュメンタリー番組を見て、世界で実際に起こっている出来事を題材に、法や道徳とは何か、自国と他国ではどんな価値基準の違いがあるか、などを考えました。先生との双方向の議論も非常におもしろかったです。グローバルな視点で法を捉える助けになりました。 また、1年次から4年次まで一貫して、環境法・政策について学ぶ演習(ゼミ)を選びました。水俣病訴訟や、中国での公害事件の研究、日本と国外の地下水汚染防止政策など、その年の所属ゼミが取り扱うぞれぞれの個別テーマを継続して学んできたことで、各環境問題の共通点や、環境法の考え方をより深く理解できるようになりました。2016年の夏には、法学部から補助金をいただいて専門演習の海外研修でタイ・ラオスへ行き、地下水汚染対策について、現地の大学でプレゼンテーションと意見交換を行いました。日本と東南アジアの環境政策の違いを知ると同時に、日本の政策のユニークさ、強みも見つけることができ、日本が環境分野でこの先どう世界に貢献できるのか、その可能性を探ることができました。

留学、奨学金受給などについてどのような活動をしてどのような学びがありましたか。

1年次に外務省が北米地域との青少年交流の一環として実施しているKAKEHASHIプロジェクトでアメリカを訪問しました。複数の現地の大学で日本文化についてのプレゼンテーションを行ったり、現地の学生と文化交流を行ったりしました。私にとって初めての海外訪問で、海外に目を向ける良いきっかけとなりました。言葉の壁にぶつかり悔しい思いもしましたが、それが、長期留学に向けて英語力を強化するモチベーションにもなりました。 3年次にはオーストラリアのアデレード大学に一年間交換留学し、主に環境政策を学びました。その際、中央大学国外留学生奨学金(30万円)をいただきました。アデレード大学では、少人数授業で、沿岸保護政策のシミュレーションを行ったり、授業のフィールドワークで実際の海洋保護区を見学したり、海洋保護の進んでいる国だからこその学びができ、それまでずっと興味を持って取り組んでいた環境問題への理解が深まりました。また、オーストラリアには世界中から人が集まっており、友人の出身国も、南米、中東、アフリカ大陸、ヨーロッパ、東南アジアと様々でした。そのような真に国際的な環境の中で、日々文化や考え方の違いに遭遇し、対話を重ねることで、自分の価値観が柔軟に変化していくのを感じました。

サークル等の課外活動について教えてください。

4年次に国際交流基金で短期のボランティアをしました。日本政府から招聘されて来日したタイ人の日本語教師の方々が、東京でのフィールドワークを通して日本文化を学び、その成果をまとめて日本語で発表するまでをサポートする仕事です。KAKEHASHIプロジェクトで訪米し日本文化についてプレゼンテーションをした経験や、オーストラリアに留学した経験から得た自分の国を客観的に見る力を、このボランティアで生かすことができました。発表の準備段階で、言葉の間違い等を一つ一つ指摘しなければいけない場面もあり、プロの日本語教師である方々にどのように伝えたら良いのか悩むこともありましたが、この経験を通して、「教える」のではなく「協働する」ということを学び、自分自身大きく成長することができたと思います。

いま現在もっとも関心を持って取り組んでいることは何ですか。

卒業後、障害・高齢者の就職支援や、一般の職業訓練に関わる仕事をするため、その準備として、関連する政策や民間の取り組みにアンテナを張り、情報を集めています。中央大学の図書館にも関連書籍が揃っているので、利用しています。また、留学を終えてからも、イギリスのニュースBBCの記事を活用したり、アメリカ人のLanguage Partnerと定期的に会って話したりして、英語は継続して学び続けています。

卒業後の計画は何ですか。また、今後のキャリアプランとそれを含めた人生の夢やビジョンについて教えてください。

厚生労働省所轄の独立行政法人に内定をいただいています。一般的な職業訓練や、心身にハンディのある方のためのリハビリテーション・就業支援等を行っている機関です。継続して働けるよう、就業後の支援も行います。大学4年間を通じて学んできた環境政策とは分野が異なりますが、政策を実行する側から課題にアプローチする、という点では共通しています。国内外での経験や、大学の授業などを通して自分の興味・関心を広げていく中で見えてきた分野です。 特に、オーストラリア留学時に、車椅子に乗った人や、妊娠中の大きなお腹を抱えた人が仕事をする姿が、日常の一般的な風景であったこと、また、ワーク・ライフ・バランスを尊重する働き方が浸透しているのを目にしたことから、日常生活で難しさを抱える人たちにも、良い雇用環境を提供したい、という思いが生まれました。この仕事を通して、労働不足や、働き方の問題、福祉政策の行き詰まりに悩む日本社会に貢献したいと思っています。大学の授業で学んだ労働法の知識も生きてくると思います。

中央大学の魅力とは何ですか。

学生思いで親切な先生が多いことです。各界の第一線で活躍されている先生とも距離が近く、質問や相談をすれば、親身になって対応してくださいます。自分次第で、どこまでも学びが深まるところが魅力だと思います。先生との授業後のちょっとしたおしゃべりで、自分の勉強している分野と関連する学会の予定を教えていただいたり、参考になる本を紹介していただいたりしたことが、何度もありました。海外に飛び出すきっかけとなったKAKEHASHIプロジェクトも、当時の英語の先生から、素晴らしい経験になるから、と強く背中を押していただいて応募したものでした。

受験生へのメッセージをお願いします。

やる気のある人には、どこまでもチャンスが開けるのが中央大学です。将来の夢がはっきりしている人も、まだ分からない人も、様々な機会を通して自分の視野がぐんと広がることを期待して、楽しみに中央大学に入学してきてほしいと思います。私が、公的な雇用支援という、入学当初考えていたのと異なる進路を選び、今、前にも増して将来についてわくわくしているのも、国際交流基金でのボランティアや、留学先のオーストラリアで出会った方々との交流を通して、多種多様な働き方を知ったり、ゼミで公共の政策について学んだ経験があったからだと思っています。みなさんの進路の選択は、無限大に広がっています。

最後に一言。

先生方には、学生生活の様々な局面で、本当にお世話になりました。専門を極めて来られた先生方とのお話は本当におもしろいですし、新しく得るものがたくさんあります。今振り返って、そのような出会いを一つ一つ重ね、新たに興味を持ったことには少しでも首を突っ込んで知ろうとしてきた、そんな学校生活だったなと思います。素晴らしい先生方にお会いできたことが、学生生活で得た財産の一つです。